#2 「小鳥たちのいない花園」
(niftyserve: fjmovie/mes/17/#1380 97年4/14より転載)

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「さわやか日本映画特集(笑)」の第二弾。
野火明監督作品、「小鳥たちのいない花園」。
例によって、以下、血まみれの文章が続きます(^^;;;;)。














野火明監督といえば、昔深夜にテレビでやっていた「えび天」出身の映画
監督ですね。もしかしたら、こちらよりはインディーズ部屋の方が馴染み
が深いのかな。
最近、「シークレットラブ」といった新作も発表してますが、こちらは残
念ながら未見。ただ、観た人のお話によると、おそらくこの作品がそのル
ーツの一端になってるのかな、という気もします。
「えび天」で入賞作品となったらしい「ゾンビスープ」も私は観てないの
ですが、この「小鳥たちのいない花園」でも、アヴァンギャルドで凄惨な
映像を観る者に叩き付けて行きます。


約30分ほどの小品なのですが、お話はというと、若い数名の男女が集まり、
高級そうなホテルの一室でドラッグ・パーティーを開くところから始まり
ます。全員が半裸状態になり、口移しで白いカプセルを互いに飲ませあう
姿はなかなかにエロティック。
そしてハイになった一人の男がバスルームで手首を切り裂き、自殺してし
まうところから彼らの凄惨な暴走が始まります。
(さあ皆さん、用意はいいですか?(笑))


ここから先はもう血まみれの宴のオンパレード(^^;;;;)。
ディープキスの最中に相手の舌を噛み千切るは、ワインの栓抜きを脳天に
突き刺して頭蓋をぶっこ抜くは、後頭部から万年筆を叩き付けて右の眼球
まで貫通させるは、両耳のイヤリングから電流を流し込んで耳から血はダ
ラダラ吹き出させるは、もうみんなやりたい放題し放題(笑)。
もうみんなドラッグで意識がアッチへ行っちゃってるものだから、ニコニ
コとっても楽しそうなんだよな、これが(笑)。


これらのシーンがモノクロの映像で延々と続くのですが、今回再見してみ
て何だかスティーヴン・スピルバーグ監督(おそらく、オイラがこの監督
の事を語るのは初めてだと思う(笑))の「シンドラーのリスト」の虐殺
シーンみたいだな、なんて思いました。
私はこの作品に全く思い入れがないのですが、それでも頭を銃で撃ち抜か
れて、水芸のようにピューピュー血を吹き上げてる犠牲者の映像がモノク
ロで描かれてるのだけは何となく印象に残ってます(^^;;;;)。
ちなみに、彼らがトリップして目にする妄想の場面はカラーで描かれるの
ですが、生まれたばかりの赤子を火で炙るシーンなんかもありつつ(^^;;)、
大半はバスルームのタイルに描かれた鳥の絵とか、綺麗な花とか、そうい
った美しいものであり、これが好対照になってると思います。


ところでこの作品は、実はビデオでは野火監督のもう一つの作品、「ダイ
アモンドの月」とカップリングになってます。個人的には「小鳥たち〜」
程のインパクトは感じなかったのですが、こちらも道端に切り落とされた
手首が落ちていたり、最後に主人公の女性は両手両足を切断されて(おお、
だるま女の都市伝説!)道端に放り出されたり、となかなかイケてます!
(^^;;;;)
このビデオもなかなか探すのは大変かな、とも思うのですが....
ま、もしどこかでこの作品に出会うことがありましたら、是非ご覧になっ
て下さい!....とはとても言えんな、やっぱり(^^;;;;)。


....ってなところで、今夜はこの辺で!


BGMは、ビートルズの「BLACKBIRD」でした。