#6 「ザ・ギニーピッグ〜マンホールの中の人魚」
(niftyserve: fjmovie/mes/17/#1470 97年4/28より転載)

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皆さん、再びこんにちは!(←さわやかな挨拶(笑)) ユウです。
というわけで、さっそく「さわやか日本映画」の6本目。
日野日出志監督作品、「ギニーピッグ〜マンホールの中の人魚」。
さて、ぼちぼち行くとしますか(^^;;;;)。



















4本目にご紹介した「血肉の華」の時には書きそびれたのですが、私が物
心ついて一番最初に触れたスプラッタ作品は、この日野日出志のマンガ、
「地獄小僧」でした(^^;;)。確か小学2年生の頃、上級生の子の家に置い
てあったこの本を最初に読んだ時は、本当に怖くて眠れなかったものです
(←ちゃんとこういう時期もあったのだ^^;;)。
最近、念願かなって長年探し続けてきた自伝的作品「地獄変」も手に入れ
ることができたのですが、これも私のトラウマとなった因縁のマンガでし
た(^^;;)。
最近でも少女ホラー雑誌「サスペリア」(←しかし、彼女の家にあったら
凄く嫌なマンガだ(笑))なんかに書いてますが、ちょっと絵柄に毒々し
さが無くなったような気がするのは少し残念。


....で、この「マンホールの中の人魚」です。前作の「血肉の華」の方は、
無名の役者を使っている分リアリティがありましたが、今回は主役に斉木
しげる、脇役に久本雅美と利重剛(!)、とメジャーどころ(?)。
しかし、強烈に不条理でグロテスクで陰惨で、しかしどこか美しく哀しい
映像とストーリーが、観る者を圧倒していきます。


お話は、主人公の画家の安らぎの場であった下水道の中(って、まるで平
野勝之のビデオみたいですな^^;;)に横たわる傷ついた人魚(染井真理)
を、彼が部屋に引っ張り込んで、その姿を絵に描こうとする....ってな感
じ。
しかし、彼女の傷口から広がる醜いイボがやがて全身に転移していくとこ
ろから、もうどんどんグチョグチョな映像の暴走が始まります(^^;;)。


最初は真っ赤な血が吹き出るばかりだったのが、やがて毒々しい七色の膿
が吹き出してきて、これがまたグロテスク(でも綺麗だと思った^^;;)。
この辺は「蔵六の奇病」のオマージュも少しあるのかな。
もっと凄いのが、その膿の吹き出すイボを突然食い破って這い出てくる無
数のミミズにゴカイ! これがまた、まるで手品師の帽子の中から飛び出
す白い鳩の如く(笑)、後から後から出てくる出てくる。これ、あの名作
「スクワーム」をほうふつとさせる凄まじさです(^^;;)。


そんなイボイボ、グチョグチョの人魚の姿を描き続ける斉木しげるの怪演
も、あの日野日出志のマンガに出てくる「いい顔のオヤジ」を連想させて
鬼気迫るものがありますね。
まあ、ラストのオチはそう来るかな、と思わなかったのですが(^^;;)。
あ、そうそう。くだんの人魚役の染井真理はお岩さんかマタンゴか、とい
ったメイク姿で目を向いてバスタブの中をのたうち回るのも凄かったです
が、初期症状の頃にもだえる姿はちょっとエッチで良かったです(^^;;)。


....とまあ、こちらは「日野日出志のマンガを幼少の頃に読んで、それが
いつまでたっても悪夢のように頭にこびりついて忘れられない」人にはお
勧め....してもいいのかな?(^^;;;;)。


....というところで、ひとまずこの辺で。


BGMは、小泉今日子の「渚のはいから人魚」でした(←大嘘です^^;;)。