#7 「DOOR」
(niftyserve: fjmovie/mes/17/#1478 97年4/29より転載)

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FJMOVIE カルト部屋の皆さん、こんにちは! ユウです。


....ふう。なんかこの手の映画ばっかり続けて観てると、段々頭の中がグ
チャグチャになってきますね(^^;;;;)。
常々、映画にしろ音楽にしろ、私は「バランス」が大事だと感じてまして、
グロ映画を観た後には美しい映像の映画、ノイズやデス・テクノを聴いた
後は耳障りの良いポップス、とできるだけ極端な方向には触れないように
しようと思っているのですが....(^^;;)。
このシリーズは一応、15本くらいまでは続けようと思うのですが、この次
はどこかで「オードリー・ヘップバーン特集」でも書こうかしらん(笑)。


....さて、前口上はこの辺にして、さっそく「さわやか日本映画」の7本
目。
高橋伴明監督作品、「DOOR」。


えっと、このシリーズの主旨は「グロ描写全開の日本映画をとことん追求
する」というものだったのですが(^^;;)、この作品はちょっと毛色が違っ
ているような気もしますね。
続編が2つも作られてますし、この作品はご覧になった方も多いでしょう
か? それにしても、脚本が「日本製少年」の及川中、助監督が「学校の
怪談」の平山秀幸、と今にして思えば実に豪華な作品であります(^^)。


....で、「DOOR」です。
最近やたらと注目されてるストーカーものですが、日本ではこの作品がそ
の先駆的な存在になってるような気もしますね。
実はこの作品は初見だったのですが、今回本当に怖いな、と思ったのは、
ストーカーのセールスマン役の堤大二郎に、思い切り感情移入してしまっ
た、というところなのです(^^;;)。


前にも何度か書きましたが、私はとある銀行に勤務してまして、そこで渉
外という職務を行ってます。普通の会社で言えば営業、というわけで、私
も毎日、知らないお客さんの所に押しかけては預金や融資、年金の相談な
んかのセールスを行ってるわけです。
まあ、元々対人恐怖症であった私が、よくこんな仕事続けてられるな、と
も思うのですが、それでもやっと最近、仕事のコツが掴め、自分のやりた
い事を徐々にできるようになった気もします。
....で、やっぱり私もこの映画の堤大二郎みたく、知らないお客さんの家
の呼び鈴を押して、ドア越しに無下に断られたりすることが多々あるわけ
です。
んでもって、強引に閉めたドアに手を挟まれて怪我なんてさせられた日に
は、そりゃ怒りが爆発してもおかしくありません(←おいおい^^;;)。


もちろん、突然の訪問に迷惑される相手方の気持ちもよくわかりますな。
私だったら、絶対に知らない人は家の中には入れないだろうし。
会社の側とお客さんの側の合間に立つセールスマンという仕事、お互いの
気持ちがよくわかるから本当にこの作品は身につまされます(^^;;)。
これも全て、ノルマ至上主義で自分の儲けしか考えない日本の経済構造に
問題があるんじゃないかなぁ。


....おっと、たかがグロ日本映画の話が、えらく突拍子もない方向に脱線
してしまいました(^^;;;;)。
この作品はスプラッタ描写よりもむしろ、家のポストの中にオナニーのカ
スのティッシュを投げ込んでたりとか、ドアに卑猥な落書きをしたりとか、
延々と何度も嫌がらせの電話をかけたりとか、といった堤大二郎のストー
キングな振る舞いの方に恐怖を感じます。
もちろん、最後にこの堤大二郎、腕や顔やどてっ腹にフォークぐさぐさ突
き刺された後で、チェーンソーで首筋ぶった切られますけど(笑)。
そうそう。主役の高橋恵子の話全然してませんが、彼女も本当に素敵に歳
取ってますね。あんなお母さんがいたら、参観日楽しいだろうな(って、
何を言ってるんだ、俺は^^;;)。


....というわけで、こちらは「戦う営業マンが、日々のストレスを発散さ
せたい時(笑)」にはお勧めです(^^;;)。


....ってなところで、とりあえずこの辺で!


BGMは、ドアーズの「BACK DOOR MAN」でした。