作品情報：青空のゆくえ

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青空のゆくえ
	９月、シネ・リーブル池袋ほか、全国順次ロードショー
	２００５年／スコープサイズ／ドルビーＳＲ／１０２分

　隣にいることが当たり前だったクラスメイトのひとりが突然転校することになった。初めて別れを経験する15歳たち…。
　十代の宙ぶらりんな心。それは友情なのか初恋なのか？　友達がいなくなるということ、初めて人を好きになったこと、受け入れられなかったこと…。『青空のゆくえ』は、誰の心の仲にもしまわれている忘れられない記憶を喚起する青春映画です。
　舞台は東京の大都会のイメージと下町のイメージが共存している世田谷区・三軒茶屋。雑誌など、各メディアの“住みたい街ランキング”でベスト３が常連であるこの街の周辺が映画の主な舞台となっています。
　出演者には今後の日本映画界を担う、若手俳優たちが揃いました。国民的美少女コンテスト出身で“美少女クラブ31”のメンバー、ドラマ「アタックNo.1｣　など幅広いジャンルで活躍する森田彩華。大きく伸び伸びとした個性が光る新星・中山卓也。ドラマ「ケータイ刑事」、映画『幽霊マンション』など主演作が続く若手演技派、黒川芽以。ドラマ、舞台、ＣＭで確かな演技力が評価を高める佐々木和徳。映画『HINOKIO』メインキャストなど、出演作が相次いで公開され、ベストセラー小説を映画化する『夜のピクニック』主演が決定し、注目を集める多部美華子。個性と存在感が今後のブレイクを予感させる三船力也。ＣＭやドラマ「Sh15uya」「がんばっていきまっしょい」でキュートな魅力を見せる悠城早矢。『男たちの大和 YAMATO』にも出演し、落ち着いた雰囲気と優しさが魅力の橋爪遼。「Suica」のＣＭ、今秋放送「白線流し」が話題を呼んでいる西原亜希。３ヶ月以上かけてのオーディションで選ばれた９人がフレッシュなアンサンブルを見せます。
　監督は、『ココニイルコト』『ソウル』『卒業』『13階段』の監督として評価を高める長澤雅彦。岩井俊二監督の大ヒット映画『Love Letter』でプロデューサーをつとめ、篠原哲雄監督『はつ恋』では脚本家として力量を見せるなど、早くから映画界で活躍してきた彼が、暖かい眼差しで映像を紡ぎます。音楽はチャン・イーモウ監督の『あの子を探して』『初恋の来た道』で全世界の観客の心を震わせた中国のメロディーメーカー・サンパオ。挿入歌として山崎まさよしの「僕らは静かに消えていく」が使われ物語をよりいっそう切なく包み込みます。

　東京・三軒茶屋。西原中学、１学期も残りわずかなある日。３年生のクラスのホームルームで、バスケ部キャプテンの高橋正樹（中山卓也）が、今学期限りでアメリカへ転校することを発表した。「日本でやり残していることは…ひとつだけかな？」――「やり残したこと」――突然の転校発表もさることながら、この意味深な発言にクラスの全員が騒ぎ出す中、複雑な表情をしている面々がいた。女子バスケ部キャプテンの速見有美（森田彩華）、親友でバスケ部副キャプテンの杉原雄大（佐々木和徳）、学級委員長の高橋亜里沙（黒川芽以）、幼馴染みの河原春奈（多部未華子）、帰国子女で無口な市田尚子（西原亜希）、そして何かと正樹が面倒を見ていた鈴木貴子（悠城早矢）。
　その日を境に、バラバラだった彼らの関係が、少しずつ動き始める。１学期が終わり、みんなで過ごす最後の夏休みが始まった。正樹の引越しの日は１ヶ月後の８月22日。正樹がやり残したこととは、一体なんなのだろうか…。それぞれが正樹がいなくなることを次第に実感し始め、みんなの気持ちが少しずつすれ違い、少しずつ重なり、お別れの日が近づいてくる…。

監督：長澤雅彦

企画・プロデュース：牛山拓二
製作：稲田浩之／松本浩／桐澤規子／唯敷和彦
脚本：山村裕二／日向朝子
ラインプロデューサー：上原英和
音楽：三宝
撮影：服部徹夫
ＶＥ：さとうまなぶ
照明：中山勝己
美術：富田麻友美
録音：秋山和恵
スタイリスト：申谷弘美
ヘアメイク：伊藤元
編集：掛須秀一
助監督：宮野雅之
制作担当：松村龍一
挿入歌：山崎まさよし「僕らは静かに消えていく」

製作：メディアファクトリー＋ムービーアイエンタテインメント
製作プロダクション・配給：ムービーアイ

速見有美：森田彩華
高橋正樹：中山卓也
高橋亜里沙：黒川芽以
杉原雄大：佐々木和徳
河原春奈：多部未華子
山下勝也：三船力也
鈴木貴子：悠城早矢
矢島信二：橋爪遼
市田尚子：西原亜希

山下昭子：目黒真希
河原平蔵：岡村洋一
野辺稔：市野世龍
河原百合子：山本茉央
河原富子：竹井みどり

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