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蝉しぐれ

2005年10月1日(土)、全国東宝系ロードショー

上映時間:2時間11分/文部科学省選定
イントロダクション
 昭和61年7月から翌年4月まで山形新聞夕刊に掲載され、昭和63年5月に単行本となった藤沢周平の小説「蝉しぐれ」。これまで数多くの読者の心を打ち、数ある藤沢作品のなかでも特に傑作と名高い「蝉しぐれ」が、ついに映画化されることになりました。
 主役の文四郎には市川染五郎。そして文四郎の幼馴染で、清くそして悲しい恋の相手となるおふくには、木村佳乃。監督には、作品に対する熱い思いで、藤沢周平との映画化交渉開始から足掛け15年余の月日をかけて、ついに本作のメガホンをとる黒土三男があたります。
ストーリー
 下級武士である養父の下で育った牧文四郎(市川染五郎)。だが、父は藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられる。その後、謀反人の子として数々の試練が待ち受けるが、幼なじみたちの助けと、剣の鍛錬によって日々を質素に、そして懸命に母とともに生きる。
 ある日、文四郎は筆頭家老から牧家の名誉回復を言い渡されるが、これには深い陰謀が隠されていた。文四郎は、藩主側室となり派閥抗争に巻き込まれた初恋の人、ふく(木村佳乃)を命懸けで助け出すことになる。
いつの時代にも、そして誰の人生にもある、父への尊敬の念、伝えられなかった想い、不合理への憤り、筋を貫くことの難しさ……。   青春の儚い恋と友情を、美しく広大な日本風景の中で描きます。
スタッフ
キャスト
原作:藤沢周平
監督:黒土三男

製作:電通/セディックインターナショナル/ケイセブン/ジェネオン エンタテインメント/東宝/テレビ朝日/朝日放送/名古屋テレビ/朝日新聞社/東京都ASA連合会
牧文四郎:市川染五郎
ふく:木村佳乃
島崎与之助:今田耕司
小和田逸平:ふかわりょう
文四郎(子役):石田卓也
ふく(子役):佐津川愛美
登世:原田美枝子
牧助左衛門:緒形拳
里村左内:加藤武
関口晋助:大滝秀治

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