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心中エレジー

7月30日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー

2005年/日本映画/カラー/ヴィスタサイズ/ステレオ/108分
イントロダクション
 心に闇を抱える京子と、彼女を見ていたときだけが救われたと話す万代(ばんだい)。夢に向かって毎日を前向きに生きる京子の夫・勉と、物静かだが強い意志を有する万代の妻・麻美はそんなふたりの屈折した感情を決して知ることはない。それぞれの人柄と生活時間、土地の風土が微妙に重なり合ってギリギリのバランスを保っていた2組の夫婦。だが万代の“提案”によって、これまで崩れそうで崩れなかった4人の時間軸に狂いが生じる…。
 日常に違和感を持つ主人公の若き弁護士・田中万代に『美しい夏 KIRISHIMA』『スウィングガールズ』『カナリア』などに出演、その演技力が高く評価されている若手のホープ・眞島秀和。デビュー作である李相日監督の伝説の青春映画『青〜chong』以来、満を持しての主演作となる。
 ヒロイン・溝口京子を演じるのは『オー・ド・ヴィ』『アカルイミライ』『Seventh Anniversary』など、多数の映画に出演、活躍著しい若手映画女優・小山田サユリ。体当たりの演技で新境地を開く。
 京子の夫・勉役には話題作『亡国のイージス』の公開が待たれる演技派・豊原功補。万代の妻・麻美には『血と骨』の熱演も記憶に新しい中村優子。その他、注目の新星・三浦誠己、名優・嶋田久作、並樹史朗らが脇を固めるという魅惑のキャスティングが実現。
 メガホンをとったのはこれが初の劇場公開映画となる亀井亨。これまで『空の穴』『アンテナ』などで助監督を務め、また多くのオリジナルビデオ作品を演出してきた期待の新鋭が、交錯する4人の男女の愛の形を独自の目線と美意識によって情感たっぷりにスクリーンに描き込み、昨今の純愛ブームに静かな“とどめ”を刺す!
ストーリー
溝口京子(小山田サユリ)。毎日片道2時間半電車に揺られ、有楽町の不動産屋に通勤している。お客と触れ合うカウンター業務を特に不安と感じてはいないが、さりとてやり甲斐など毛頭感じていない。仕事を追えまた電車に揺られ家に帰れば、夫とふたりのいつもの生活が待っている。
田中万代(眞島秀和)・弁護士。毎日片道2時間半の通勤で、神楽坂の弁護士事務所に通勤している。猛勉強の末に司法試験に合格した彼は、六法全書を生き方のマニュアルだと信じていた。ある日、京子の案内で西新宿のアパート物件を訪れた万代はそこで彼女にある提案をした。
「平日の夕方から夜の2時間、ここで一緒にいないか?」
田中麻美(中村優子)。弁護士である夫と郊外の小奇麗な一戸建に住み、地元の町役場に勤務している。変化には乏しいが安定した日々の暮らし、それは彼女が望んで手に入れたものだった。
溝口勉(豊原功補)。妻・京子と田園風景広がるのどかな町に暮らしている。彼には、自然食レストランを開業するという夢があった。
あの日を境に限られた場所と時間の中でお互いを求め合う万代と京子。ある時、京子が言った。「なんか私ね、心に“膿”たまっちゃっているみたいなのね」。万代が応えた。「…じゃ、その“膿”出しちゃおうよ」。それはふたりが一緒に死ぬこと。つまり“心中”を意味した…。
スタッフ
キャスト
監督:亀井亨(第一回監督作品)

製作:関正博/松井建始
原案・脚本・プロデューサー:永森裕二
プロデューサー:太田裕輝

音楽:イイジマケン
撮影:中尾正人
照明:田宮健彦
録音:川田保
美術:松江恵美子
スタイリスト:馬場恭子
ヘアメイク:古沢貴子
WEB制作:伊藤あやこ
スチール:西久保維宏
助監督:野尻克己
キャスティング:斎藤芳子
アシスタント・プロデューサー:中田真也子
製作担当:仲野俊隆

製作:株式会社フルメディア/株式会社バイオタイド
配給:株式会社バイオタイド
眞島秀和
小山田サユリ

中村優子
並樹史朗
三浦誠己
播田美保
松尾崇
奈良坂篤
嶋田久作

豊原功補

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