fjmovie.com
関連リンク
渋谷シネ・ラ・セット
トップページ
ここにいる

2006年6月3日(土)より、渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー

2005年/日本/85分
イントロダクション
 日本発のホラー作品が世界から注目され、日本人監督が相次いでハリウッド進出を果たしている。そんな中、ここに1本の映画が完成した。“身の毛もよだつ”とはまさしくこのことなのだ。そこにあるのは、廃墟とたった6人の登場人物、そしてポラロイドに浮かび上がる人影、雨、暗闇、雷鳴、突然鳴り響く携帯の着信音…という展開。大仰なVFXもなければ、凝ったギミックもない。にもかかわらず観客は登場慈雨物たちと同じように焦燥感を煽られ、戸惑い、まるでその世界に入ってしまったような錯覚に陥り、無意識のうちに禍々しい廃墟に魅入られていく――。“身の毛もよだつ体験をしたい”という心の奥の潜在的な欲望を、アイディアと想像力で刺激する、まさに原点ともいうべき恐怖の具現化がここに達成されている。
 また、狂気に憑かれた主人公を迫真の演技で魅せる市瀬秀和をはじめ、高野八誠、唐橋充ら若手俳優に加え、グラビアを中心に、最近は女優としても目覚ましい活躍をみせる川村亜紀、さらに小沢仁志の友情出演と、芸達者な俳優陣が出演。エロティック・ホラー『kuchisake 口裂け』で話題を呼び、観客を巻き込む術に秀でた監督・橋口卓明による新感覚ホラーの登場だ。
ストーリー
 隼人(市瀬秀和)と恵美(川村亜紀)、楠田(高野八誠)と有希子(藤真美穂)は友人でパリにいる西本(唐橋充)の所有する人里離れた山荘に向かう。山荘近くの廃墟で、俳優である楠田のプロモーション用写真を撮影することになっていたのだ。もともと恵美と西本は恋人同士だったが、現在は恵美は隼人と付き合っている。それでも西本が恵美を愛し続けていることはみなが気付いていた。一方で、隼人は自分よりもずっと裕福な家庭に生まれ、才能にも恵まれている西本に、憧れとも嫉妬ともつかない感情を抱き続けていた。
 一行が山荘に到着し、荷物を運び込もうとすると隼人の兄・和人(佐藤貢三)が姿を現す。楠田が隼人には内緒で和人を呼んだのだった。隼人は以前、スタジオ経営を計画し、周りから借金をしたが、その資金をブローカーに持ち逃げされ、借りた金の返済も滞り、精神的に不安定になっていた。兄まで呼んでみんなでスタジオの件を責めるのだと思った隼人は、恵美が止めるのも聞かず、何かに呼ばれるように廃墟へと向かう――。
スタッフ
キャスト
企画・製作・原案:米津孝徳
プロデューサー:黒須功
脚本:不知火
撮影:中尾正人
照明:田宮健彦
録音:塩原政勝
助監督:佐藤吏
制作主任:田中耕作
テーマ音楽:野島健太郎
制作協力:黒須映像工業

監督:橋口卓明
大森隼人:市瀬秀和
星恵美:川村亜紀
楠田浩二:高野八誠
石川有希子:藤真美穂
大森和人:佐藤貢三
入院患者風の男:小手山雅
島田:小沢仁志(友情出演)
西本学:唐橋充

サイト内の画像・文章の転載はご遠慮ください fjmovie.com トップページ 作品情報一覧