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間宮兄弟

2006年5月13日(土)、恵比寿ガーデンシネマ、シネ・リーブル池袋、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

2005年/日本/カラー/ビスタサイズ/ドルビーステレオ/104分
イントロダクション
 兄弟だからって一緒にいるわけじゃなく、兄弟であって友だち。季節や天気や気分に応じて、その日その日に楽しいことを満喫する。恋人もいた方がいいけど、いなくても良い。人はどうして、仕事に追われたり、面倒な人間関係に巻き込まれたりするのだろう。毎日はこんなに楽しいのに。
 森田芳光監督最新作は、江國香織のキュートな原作「間宮兄弟」をチャーミングに映画化した『間宮兄弟』。小さな楽しさがいっぱいあふれている、楽しいライフスタイルを提案する。
 近年の森田監督作品は『模倣犯』『阿修羅のごとく』『海猫』など文藝大作が多いが、本作は小説映画化という点は同じながら、そうした作品群からさらに発展している。原作「間宮兄弟」を忠実に脚色しながら、映画や小説の約束事にとらわれない世界を展開している。『の・ようなもの』『家族ゲーム』『ときめきに死す』など、初期作品群に通ずるようなプリミティヴな楽しさ、面白さにあふれながら、さらに自身がつくった指標を踏み超える世界を構築。森田エンタテインメントは進化を続け、『間宮兄弟』で最も新しいフィールドに到達した。
 森田監督を支えるのは鉄壁の森田組スタッフ陣。撮影は『失楽園』『39 刑法第三十九条』の高瀬比呂志、照明は『阿修羅のごとく』の渡邊孝一、美術は『阿修羅のごとく』『海猫』の山ア秀満、録音は『海猫』の高野泰雄、編集は『失楽園』『阿修羅のごとく』の田中愼二、音楽は『失楽園』『模倣犯』『阿修羅のごとく』の大島ミチル、衣裳は『阿修羅のごとく』『海猫』の宮本まさ江、装飾は『黒い家』の湯澤幸夫、助監督は『の・ようなもの』『海猫』の杉山泰一。そして、主題歌は本作のためにRIP SLYMEが特別に書き下ろし、映画の鑑賞後感を盛り上げている。
 そして、本作の最高のセールス・ポイントは、森田監督の鋭い慧眼にかなったユニークで個性溢れるフレッシュなキャスト。まず、主役の間宮兄弟、兄・明信に『電車男』『県庁の星』の佐々木蔵之介、弟・徹信にお笑いコンビ・ドランクドラゴンとして活躍中の塚地武雅。ヒロインの美女たち、葛原依子先生に『赤い月』『星になった少年』の常盤貴子、本間姉妹の姉・直美に『パッチギ!』『SHINOBI』の沢尻エリカ、妹・夕美に『ワイルドスピード3』でハリウッドデビューも決まった北川景子。そして間宮兄弟の母・順子に日本を代表する歌手の中島みゆきと、想像を絶する期待のキャストが組まれている。間宮兄弟を囲むおかしな人々も非常に豪華。明信の会社の先輩・大垣に7年振りの映画出演となる高島政宏、その妻さおりに『女はバス停で服を着替えた』『八月のクリスマス』の戸田菜穂、浮気相手の女性上司・安西に『郡上一揆』『新しき風〜若き日の依田勉三』の岩崎ひろみ、直美の彼氏・浩太に『ローレライ』『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』の佐藤隆太、夕美の彼氏・玉木に映画初出演で普段はスタイリストとして活躍中の横田鉄平、兄弟が行く薬局の女性店主に広田レオナ、兄弟の祖母に加藤治子と、バラエティに富んだ錚々たるメンバーが、映画のワンダーワールドをつくりあげている。
ストーリー
 東京、下町のとあるマンション。間宮兄弟はここで一緒に暮らしている。
 兄、間宮明信(佐々木蔵之介)は、ビール会社の商品開発研究員。子供のころから色水を作るのが大好きで、いつかその色があまりに気に入り、飲んでしまい下痢が収まらず、病院に運ばれたこともあった。
 弟、間宮徹信(塚地武雅)は、小学校の校務員になるため、真っ赤な顔して汗をかきながら途方もなくたくさんの講習を受けた。そんな彼は、なにかとことん落ち込んだり、哀しいことがあると、必ず新幹線の操作場に行く。彼は新幹線が好きなのだ。
 彼らには共通の“大好きなもの”と“その楽しみ方”がある。横浜ベイスターズの試合をテレビ観戦する時は、ベイスターズの帽子をかぶりスコアを記入する。勝ったとき用の紙ふぶきも忘れない。ビデオ鑑賞に欠かせないのはお気に入りの飲み物。明信はビール、徹信はコーヒー牛乳と、山盛りのポップコーン。休日の午後の昼寝、散歩、餃子じゃんけん、自転車、クロスワードパズル、紙飛行機 etc.……彼らは自分たちの世界で、楽しく穏やかに何不自由なく暮らしている。お互い、恋人はいないけれど。
 「この部屋でカレーパーティーやろうか」。ある日、徹信が兄に持ちかける。招待客はふたりの女性だ。ひとり目は、徹信と同じ小学校で働く葛原依子先生(常盤貴子)。依子は、密かに同僚の教師、犬上と交際中だが、なかなか煮え切らない犬上の態度に苛立っている。教室で徹信に誘われた依子は、気晴らしにとOKする。ふたり目は、行きつけのビデオショップでアルバイトしている大学生の本間直美(沢尻エリカ)。直美には浩太(佐藤隆太)というボーイフレンドがいるが、野球部の練習ばかりでろくにデートもしてくれず、不満を抱えている。お店で明信に誘われた直美は、暇つぶしと興味本位でOKした。
 カレーパーティー当日。カレーは3種類のチョイスカレー(チキン、ビーフ、シーフード)、テーブルの上には花、食後のボードゲーム、準備は完璧。そして、ふたりの女性がやってくる……。
スタッフ
キャスト
脚本・監督:森田芳光
原作:江國香織
撮影:高瀬比呂志
照明:渡邊孝一
美術:山ア秀満
録音:高野泰雄
編集:田中愼二
音楽:大島ミチル
衣裳:宮本まさ江
装飾:湯澤幸夫
助監督:杉山泰一
音響効果:伊藤進一
主題歌:RIP SLYME

製作:「間宮兄弟」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント/小学館/テレビ東京/WOWOW)
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテイメント
配給:アスミック・エース
間宮明信(兄):佐々木蔵之介
間宮徹信(弟):塚地武雅(ドランクドラゴン)

葛原依子先生:常盤貴子
本間直美(姉):沢尻エリカ
本間夕美(妹):北川景子
大垣さおり:戸田菜穂
安西美代子:岩崎ひろみ
浩太:佐藤隆太
玉木:横田鉄平
中華料理店のおじちゃん:佐藤恒治
犬上先生:桂憲一
薬屋のおばちゃん:広田レオナ
お婆ちゃん:加藤治子
ビデオショップの店員:鈴木 拓(ドランクドラゴン)
大垣賢太:嶋政宏
間宮順子:中島みゆき

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