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パプリカ
	２００６年11月25日(土) テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
	２００６年／日本／ビスタサイズ／ＳＲ．ＳＤ．ＤＴＳ／90分

『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』で数々の国際映画賞を獲得したアニメーション監督・今敏が文学界の巨匠・筒井康隆と手を組むという夢の顔合わせが実現した！　１９９３年に出版され、映像化不可能といわれたＳＦ小説「パプリカ」が、今敏の無限のイマジネーションによって、いまだかつてみたことのない本格サイコ・サスペンス巨編としてスクリーンに登場する。
　他人の夢に入り込み、無意識の世界をモニターすることで治療を行う画期的な装置“ＤＣミニ”が何者かによって盗まれる。次々と意識に進入し夢を犯していく“夢のテロリスト”に立ち向かうべく“夢探偵パプリカ”が悪夢の中に入っていく。何者かによって操作された夢と現実世界が交差した時、物語は　今までのイマジネーションを覆す精神世界に突入し、驚くべき結末を迎える！
　脚本は今敏自身と、ＴＶシリーズ「妄想代理人」でも今監督とタッグを組んだ水上清資。『メトロポリス』『ANIMATORIX』などで内外の高い評価を得ており、これまですべての今監督作品を手掛けてきたマッドハウスが、今監督の指揮のもとアニメーション制作にあたった。キャラクターデザインと作画監督を『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』で作画監督をつとめた安藤雅司が担当するなど、日本最高のスタッフが集結している。音楽は今作品には欠かせないテクノ界の巨匠・平沢進が担当し、クオリティ高い映像と音楽の相乗効果で圧倒的なスペクタクルを生み出している。
　主人公のサイコ・セラピスト千葉敦子／パプリカの声を演じるのは、「スレイヤーズ」シリーズや「新世紀エヴァンゲリオン」「ポケットモンスター」の林原めぐみ。古谷徹、堀勝之祐、大塚明夫、山寺宏一など実力派声優が顔を揃え、新劇界の重鎮・江守徹が『東京ゴッドファーザーズ』に続いて今作品を強力にサポート。また、原作者・筒井康隆と監督・今敏がバー“ラジオ・クラブ”のマスターとウェイターコンビを演じているのも見逃せないお楽しみである。
　製作発表と同時に世界中の注目を集め、ヴェネチア国際映画祭正式出品作に選ばれたのをはじめ、各国映画祭からの出品依頼が殺到するなど、期待感が熱狂的な高まりをみせる中、いよいよ『パプリカ』がその全容を現す！

　精神医療総合研究所に勤める優秀な若きサイコ・セラピスト千葉敦子（声：林原めぐみ）。研究所長・島（声：堀勝之祐）からの信頼も厚い彼女は、島の依頼を受け、極秘のセラピーをおこなうことがある。そのとき彼女は、もうひとつの顔・夢探偵パプリカとなってクライアントの夢の中に現われ、クライアントの心の秘密を探り出すのだ。
　島の旧友である刑事・粉川（声：大塚明夫）のセラピーをおこない自宅へ戻った敦子を、同僚の時田浩作（声：古谷徹）が待っていた。研究所で開発された“ＤＣミニ”が盗まれたというのだ。他人の夢を共有できる画期的なテクノロジーであるＤＣミニは、悪用すれば他人の人格を破壊することもできる。対策を協議する敦子たちの目の前で、島所長は突然、意味不明の演説を始める。すでに犯人はＤＣミニを使い島所長の精神を侵していたのだ。さらに奇怪な夢に襲われ、精神を侵されていく研究所の所員たち。理事長の乾（声：江守徹）がサイコセラピー機器の開発中止を決定する中、“夢のテロリスト”の企みを暴くため、パプリカは立ち上がる。
　狂ったイメージが氾濫する夢の中へと飛び込んでいくパプリカ。しかし、彼女を待っていたのはおぞましい罠であった。やがて明らかになる“夢のテロリスト”の正体とは？　そして事態は想像をはるかに越えた方向に進む！

監督：今敏
企画：丸山正雄
原作：筒井康隆（中公文庫／新潮文庫）
脚本：水上清資／今敏
キャラクターデザイン・作画監督：安藤雅司
色彩設計：橋本賢
美術監督：池信孝
撮影監督：加藤道哉
編集：瀬山武司
音楽：平沢進
音響監督：三間雅文
制作プロデューサー：豊田智紀
アニメーション制作：マッドハウス
プロデューサー：丸田順悟／滝山雅夫
製作：「パプリカ」製作委員会　マッドハウス　ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
配給・宣伝：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

パプリカ／千葉敦子：林原めぐみ

乾清次郎：江守徹

島寅太朗：堀勝之祐
時田浩作：古谷徹
粉川利美：大塚明夫
小山内守雄：山寺宏一

あいつ：田中秀幸

日本人形：こおろぎさとみ
氷室啓：阪口大助
津村保志：岩田光央
柿本信枝：愛河里花子
レポーター：太田真一郎
奇術師：ふくまつ進紗
ウェイトレス：川瀬晶子
アナウンス：泉久実子
研究員：勝杏里
所員：宮下栄治
ピエロ：三戸耕三

玖珂：筒井康隆（特別出演）
陣内：今敏（特別出演）

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