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作品スチール

禁忌

監督:和島香太郎
出演:杉野希妃 太賀 佐野史郎 ほか

2014年12月6日(土)より12月12日(金)まで 新宿武蔵野館にて1週間限定レイトショー

2014年/カラー/ビスタ/ステレオ/73分

イントロダクション

作品スチール

 女子校の教師・浅井咲良(サラ)は、父の入院をきっかけに20年近く会っていなかった父と再会することになる。そして父の家を訪れた咲良は、そこで監禁されていた少年と出会い、彼を自分の部屋へと連れ帰る……。
 女教師と少年の歪んだ関係を描いた『禁忌』は「少年愛」という題材に真正面から取り組んだ作品だ。
 監督・脚本は和島香太郎。1983年生まれの新鋭・和島は短編映画『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012で奨励賞と観客アンケート1位を獲得するなど、その才能はすでに各方面から注目を集めており『禁忌』は待望の初劇場長編作となる。  この衝撃作をプロデュースするとともに主演をつとめるのは杉野希妃(すぎの・きき)。プロデュースと主演をつとめた『歓待』が国内外で高い評価を受けるなど、プロデューサー・女優として国際的に活躍する杉野は、企画段階から監督の和島とともに『禁忌』の世界を作りあげ、少年愛に目覚めていく女性という役に自ら体当たりで挑んでみせた。
 そして『桐島、部活やめるってよ』『私の男』など数多くの日本映画に出演する若手俳優の太賀(たいが)が監禁されていた少年・望人役で次第に“変化”を迎える時期の少年という難役を演じるほか、咲良の父親・小波充にベテランの佐野史郎、咲良の恋人・菊田泰史に山本剛史、同僚教師・二瓶一に森岡龍、保健教師・薩川詩穂に月船さらら、女生徒・清宮苗に藤村聖子と、個性豊かなキャストが揃った。
 モーツァルトの曲をモチーフへと取り入れた『禁忌』は、倒錯の世界を美しく儚く描いていく。

ストーリー

作品スチール

 サラ――SARAではなくSALA――という名を持つ浅井咲良(杉野希妃)は、女子高校で数学を教える教師。男性の恋人がいるが、同時に自分を慕う女子生徒とも関係を持っている。
 ある日、咲良は警察から連絡を受け病院へと赴いた。父親の小波充(佐野史郎)が傷害事件に巻き込まれ怪我を負ったのだ。もう20年近く会っていなかったが、咲良は充が連絡をとれる唯一の肉親だった。
 入院が必要な充の身の回りの品を取りに行くため、咲良は充から鍵を預かり充がひとりで暮らしている一軒家へと向かう。そこは咲良の記憶にも残る、咲良の祖父が遺した家。必要な品をまとめ家をあとにしようとした咲良は、施錠された扉を見つけ、鍵を開けてその中へと入る。扉の先の地下室で咲良が見たのは、ひとりの少年・望人(太賀)の姿だった……。
 事件の捜査が進む中で、被害者であった充にも児童買春の容疑が浮上する。近く警察が充の家を家宅捜索すると知った咲良は、先回りして充の家から児童買春につながる証拠を消すとともに、望人を自らの家へと連れ帰る。
 周囲に望人の存在を知られないようにしながら、望人のために食事を用意し、勉強を教え、夜になるとふたりで海岸へと行き望人の歌うモーツァルトの旋律に耳を傾ける咲良。やがて充がどこにも居場所のない望人を救っていたことを知る咲良だったが、衝動的な欲望にかられ望人を犯してしまう……。
 充が退院したのちも望人を離そうとはせず、ふたりでの生活を続ける咲良。だが、望人の体と心には次第に変化が生じていた。望人は「少年」ではなくなろうとしていたのだ……。

キャスト

  • 杉野希妃
  • 太賀
  • 佐野史郎

  • 山本剛史
  • 藤村聖子
  • 森岡龍
  • 月船さらら
  • 山内健司
  • 兵藤公美
  • 高嶋宏行
  • 松﨑楓

スタッフ

  • 監督・脚本:和島香太郎

  • 製作:重村博文/藤本款
  • プロデューサー:杉野希妃/山口幸彦
  • コプロデューサー:小野光輔

  • 撮影:古屋幸一
  • 録音:岩間翼

  • 音楽:富森星元

  • 製作:キングレコード/クロックワークス
  • 制作:和エンタテインメント
  • 配給・宣伝:太秦

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