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作品スチール

ワンダフルワールドエンド

監督:松居大悟
出演:橋本愛 蒼波純 稲葉友 大森靖子 ほか

2015年1月17日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

2014年/カラー/ステレオ/82分

イントロダクション

 インディーズ時代から注目を集め、2014年秋に満を持してメジャーデビューしたミュージシャン・大森靖子(おおもり・せいこ)。人気バンド・クリープハイプのミュージックビデオ(MV)をもとにした劇場公開作『自分の事ばかりで情けなくなるよ』が大ヒットを記録した監督・松居大悟。いまや日本を代表する若手女優となった橋本愛と、ミスiD2014でグランプリを獲得した2001年生まれの新星・蒼波純。ミュージシャン、映画監督、女優。それぞれのジャンルで活躍する若き才能が、映画『ワンダフルワールドエンド』というかたちで結晶を果たした。
 大森靖子のインディーズアルバム収録曲「ミッドナイト清純異性交友」「君と映画」のMVは、松居大悟がディレクションをつとめ、橋本愛と蒼波純の出演で話題となった。2013年12月に公開されたこのMV制作と併行して映画の制作も進行。完成した『ワンダフルワールドエンド』は、2本のMVの映像と共通した映像も用いつつ、橋本愛演じる詩織と蒼波純演じる亜弓というふたりの女の子を主人公にMVの世界をさらに大きく広げていくストーリーが展開される。
 MVにも出演していたジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身の稲葉友をはじめ、映画監督でもある利重剛や『美代子阿佐ヶ谷気分』主演の町田マリーと豪華なキャストが共演。また、モデルのマチルダら、ミスiD出場者を中心に今後の活躍が期待される若手女優たちも多数出演している。
 いま、この世界で“女の子”として生きること。大森靖子の曲に乗せて描かれる「カワイイ」と「痛み」。ヒリヒリする肌触りが胸を打つ、現在ならではの少女ムービーの傑作がここに誕生した。

ストーリー

 ミュージシャン・大森靖子の曲に乗せ、小さな部屋から「私ってカワイイ」キャラをアピールした配信をしている詩織(橋本愛)は17歳。高校に通いながら事務所に所属してモデルをしているが、なかなか人気は出ない。事務所の撮影会ではほかのモデルから浮きあがっているゴスロリ衣装。ほかのモデルたちが出演するイベントにも出演の予定はなく、ファンに対しては自分は最終兵器だからと強がってみせる。
 撮影会が終わり後片付けが進む中、詩織は自分を見つめる人影に気がついた。詩織と同じようなゴスロリ衣装に身を包んだ、まだ幼さも残る少女(蒼波純)に詩織は声をかけ、言葉を交わす。
 その夜、恋人の浩平(稲葉友)と同棲中の部屋に戻り自分のブログに付いたコメントを読んでいた詩織は、撮影会で声をかけたあの少女が、いつも自分のブログや配信にコメントをくれる熱心なファン・amiだったことを知る。
 その後、詩織はami=亜弓と再会、浩平にも亜弓を紹介するのだが、浩平は亜弓が家出中であることを知ると詩織に相談もないままふたりが暮らす部屋に亜弓を連れてきてしまう。浩平の勝手な行動に詩織は怒り、部屋を飛び出してしまう……。
 詩織と同じゴスロリの服を着て、詩織と同じスマートフォンとスマフォケースを手に入れて、詩織が好きな大森靖子の曲を聴く13歳の亜弓。詩織に憧れる亜弓は、詩織の好きなものすべてを好きになる。だから、浩平のことも好きになる……。一方、部屋に戻らない詩織は、スマフォの画面の中のブログや配信を通して、亜弓の純粋な想いに触れていく……。
 17歳と13歳、ふたりの女の子がこの世界で見るものは……。

キャスト

  • 橋本愛
  • 蒼波純
  • 稲葉友

  • 利重剛
  • 町田マリー

  • 大森靖子

スタッフ

  • 監督・脚本:松居大悟

  • 企画:直井卓俊
  • プロデューサー:片平学/山本玲彦/紙上養一 /林武志

  • 撮影:塩谷大樹
  • 照明:横堀和宏
  • 録音:戸村貴臣
  • 美術:片平圭衣子
  • 編集:松居大悟
  • 衣装:纐纈春樹
  • ヘアメイク:感謝(驚)
  • スチール:二宮ユーキ/金子山

  • 劇中歌・主題歌:大森靖子(avex trax)
  • 音楽:大森靖子/直枝政広
  • 音楽プロデューサー:直枝政広

  • 製作:avex music creative inc.
  • 制作プロダクション:CONNECTS LLC
  • 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS

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