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『椿山課長の七日間』製作発表会見
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左から、若杉正明プロデューサー、河野圭太監督、西田敏行さん、伊東美咲さん、浅田次郎さん

 人気作家・浅田次郎さんの小説を西田敏行さん、伊東美咲さんというキャストで映画化した『椿山課長の七日間』の製作発表会見が6月29日に東京・椿山荘でおこなわれました。
 『椿山課長の七日間』は、脳溢血で突然死を迎えてしまった椿山課長が、美女・椿の姿となってこの世に戻り、遺された家族の秘密や親子の絆、周囲の人々の想いを知るという笑いと涙のファンタジー。椿山課長を西田さんが、美女・椿を伊東さんが演じ、今年公開された『子ぎつねヘレン』で劇場映画デビューした河野圭太監督がメガホンをとります。
 会見には西田さんと伊東さん、河野監督と原作者の浅田次郎さん、若杉正明プロデューサーが出席。
 テレビ作品も含めて浅田作品4本目の出演となる西田さんは「いつも居心地のいい現場になるんですね。それがとても嬉しい」と、伊東さんも「先生の作品に携わることができて嬉しく思っていますし、自分の歴史に残る作品だと思っています」と出演の感想を語りました。


椿山和昭課長役・西田敏行さん
今日、製作発表できることを嬉しく思います。素晴しく面白い作品になることは撮影しながら確信しました。
 ぼくは心筋梗塞っていう病気を患ったときに「今日が俺の命日になっちゃうのかな」くらいのところまで追いやられた時期がありまして、そのときに覚悟はできたんですけど「やり残したことはなんなんだろう」って走馬灯のように頭に巡ったんですね。そういう気持ちを代弁してくれる作品なものですから、椿山課長は心の準備もないまま逝ってしまったんですけど、納得した逝き方ができるといいなと撮影しながら思っていました。
 いま世の中は犯罪の連鎖がとっても切なくて、つらくてしんどいニュースばかりですけど、ぼくは子供の頃から映画を観ることで情操をもらった気がするんですね。だから、みなさんに人間が本来持っている優しさを取り戻していただくためにも、こういう映画をたくさん若い人たちにもご覧いただきたいなあと思っております。
和山椿役・伊東美咲さん
今回は中年のサラリーマンということでほんとうに難しい役どころだったのですが、演じた初日からほんとに楽しみながら演じ切ることができましたので、私自身仕上がりを楽しみにしています。
 現場では西田さんと一緒のシーンはないんですけど、どうしたら椿山に見えるかなと西田さんと連絡を取り合って、共通点として出身が福島なので、訛りを使えば一緒に見えるんじゃないかということから手探りで始めて、西田さん、監督、みなさんに支えていただいて、丁寧に作っていきました。観ていただいた方々に優しい気持ちになってもらえる、そんな作品になっていると思います
原作者・浅田次郎さん
人間は誰でも死ぬんで、これは避けられない宿命ではあるんですけど、生きている人はみんななるべく考えないようにして生きているんですね。そういう誰にでも訪れるテーマを扱ったんですけど、新聞に連載中から反響をいただきまして、その中で多かったご意見で「死ぬのが怖くなくなった」というお手紙がありまして、これは良かったなという風に思っております。小説というのは自分の苦悩を書くものですけど、苦悩を苦悩のまま読者に押し付けるというのは私はあまり好きではないので、なんらかのかたちで苦悩を解決するようなオチというのを小説では付けたつもりです。
 自分でも小説を書いているときに手応えのあった作品であります。素晴しい映画になると思いますので、よろしくお願いします
河野圭太監督
この作品がぼくにとってまだ2本目なんですけど、こんな素晴しい原作を、こんな素晴しいキャストでやらせていただきました。絶対に面白くしなければと現在後処理に精進しております。
 椿山という男は、この世に戻って来てひどいことをいっぱい知って、ひどい思いをするんですけど、なぜかフッとあたたかい気持ちになって終われる作品にしたいと思います。
 よりたくさんの方々に観ていただきたいのはもちろんなんですが、観ていただくときに、この人(伊東さん)の中に、この人(西田さん)が入っていると思って観ていただくと、倍面白いと思います(笑)。
若杉正明プロデューサー
幸運なことに素晴しい小説を映画化することができました。浅田先生の出される作品は人気の高いものばかりでして、映画化権をいただくときに、たまたま私が原作を読んだあとだったんですが、前の会社さんが脚本作りがうまくいかなくて手放されたときだったので、そのタイミングが僥倖だったと思うのと、キャスティングにつきましては、当代きっての役者さんである西田さん、伊東さんにすんなりお引き受けいただけました。こんなに素晴しい出演者、素晴しい監督で、必ずや今年公開される日本映画の代表格の1本になることは間違いないと思います。

写真 会見の会場となった椿山荘(ちんざんそう)は“椿山課長”の名前にちなんで選ばれたもの。西田さんは「私を“ちんざん課長”と呼ばないようにお願いします」と話して報道陣の笑いを誘いました。
 『椿山課長の七日間』は、西田さん、伊東さんに加え、イケメン美容師の姿で現世に戻ってきたヤクザを成宮寛貴さんが演じるほか、和久井映見さん、余貴美子さん、國村隼さん、志田未来さんらが出演。
 4月から関東近辺で撮影がおこなわれ、6月16日にクランクアップを迎えました。8月に完成し、今年11月、東劇ほかにて全国ロードショー公開されます。

写真:伊東美咲さん(左)に寄り添われてニッコリの西田敏行さん(中央)と原作者の浅田次郎さん(右)



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