ミハイルの寅さん鑑賞日誌
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第16回 『男はつらいよ・葛飾立志篇(16作)』
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1997.7.23
西部劇の予告編、倍賞さんの歌が良かった。
アクションはイーストウッドの「許されざる者」を連想させてくれました。
あれ?......博の姿が見えませんでした。
とらやに現れた当時のアイドル桜田淳子、懐かしいというよりも桜田淳子って こういう顔をしていたのかと認識しました。
お正月の送金額が500円ということから寅次郎と断定するオバちゃんの台詞 も説得力十分でした。
久々のコメディ風の登場の寅さん、寅さんを訪ねてきた順子との「オユキさん」 、「お父さん」の応酬も楽しめました。
結局、寅さんは順子の父親ではないことで決着をつけましたが、もっと疑問を 持たせる結末の方がよかったように思いました。
その後、人違いで笑い者にされ活かる寅、めずらしく正当な怒りを発する寅次 郎の「好きで振られてんじゃねえよ」という台詞は感慨深かった。
早くもとらやを出る寅さん、わずか半日の滞在でした。
マドンナの考古学者礼子さん登場、御前様の親戚って学者の血筋なのかしら。
喫茶店での「ねえ〜ちゃん、本好きかい?、工場勤め?」でコーヒー代をおご る寅さん、立派なナンパ術です、でも良い子が真似したら成功率は限りなく0 に近いことは確かでしょう。(^^;)
礼子さんの正体を知り固くなる寅さん、かわいいなぁ〜、この渥美さんの愛 嬌のある表情ってさすがですね。
考古学の考古を親孝行の孝行と間違えるギャグ、「男はつらいよ」のこの手の 分かり易い笑いを可笑しく見せる技は最高です。
オバちゃんの「偉い先生のおかげで平和」に比べるとオイちゃんの「お前がい なけりゃ平和」という発言は刺のある発言だ。
家賃を持ってきたマドンナ、あれあれ寅さん素直に受け取っちゃったぞ、かつ て下宿した幼稚園の先生の家賃の受け取りを拒否して騒動を起こした時と比べ ると寅さんも常識人になりましたね。
寅さんの眼鏡騒動ですが、気分から入るということは重要と思う私は素直に受 け入れることができました。
さくらと博も遊び心が不足しているのではないでしょうか?
その後のマドンナとの絡みではマドンナの上役である教授が華を添えていまし た。
タコ社長のそろそろ振られる頃の発言に怒りもせずに旅に出る新パターン。
礼子の「No」の電話は絵になってましたね。
振られた先生の「旅にでも」って寅さんのパロディしてました。
寅さんの去るシーンもよかったですね、駅で見送る巡査と源ちゃんそこに駆け つけるさくら......実に絵になっていました。
礼子に振られた教授と寅さんが二人で歩くエンドシーンも良かった。
【結論】
前作の印象が強すぎたせいか、この作品では何となく寅さんのマドンナに対す る思いが弱かったように思いました。
寅さんから「この女が好きだ!」という思いが伝わってきませんでした。
後半の恋愛騒動も教授の存在で救われたように思いました。
一言で表現すると面白かったが、前作に比べると盛り上がりに欠けた。
【私の発見】
−さくらとオバチャンはうなぎが嫌いである。
−金町のキャバレー・ハワイが寅さんと源ちゃんの行き付けの店である。
−とらやのコーヒーがインスタントからレギュラーになった。
−寅さんがとらやの茶の間でカーディガンを着る、前半はグレーだがオシャレな寅さんは後半ではクリーム色に代えている。(^^;)
−寅次郎と源ちゃんの学生服姿(しっかりコメディしてました)
まだまだ先が長いと楽しみなミハイルでした。
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