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バッシング

2006年6月3日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにてロードショー

2005年/日本/35mm/カラー/ヨーロピアンビスタ/モノラル/82分
イントロダクション
 バッシング=“強く叩くこと。手厳しくやっつけること”を意味するタイトルが付いた本作は、2004年にイラクで起こった日本人人質事件をヒントに、帰国した女性が周囲からの激しい批判を浴びながらも、自らの意思で再び中東へ向かうまでの葛藤の日々を静かに映し出していく。それは、リアルかつリリカルに綴られたひとりの女性の“旅立ち”の物語である。
 本作は、黒澤明、今村昌平に続くカンヌ国際映画祭コンペティション部門への日本映画単独出品をきっかけに、海外での公開が次々と決定していく中で、もはや語ることすらタブー視されている事件を想起させる題材のため、国内では公開が見送られていた。しかし2005年、第6回東京フィルメックスにおいて、「描かれたテーマの重要性と、それに合った映像スタイル」が高く評価され、見事グランプリを受賞。こうした国内外からの作品に対する高い評価を得て、ようやく劇場公開が決定した。
 監督は、自主製作というスタイルをとりながら、『海賊版=BOOTLEG FILM』(98)、『殺し』(00)、『歩く、人』(01)、そして『バッシング』と4度カンヌ映画祭に参加している気鋭の映像作家・小林政広。実際の事件を扱いながらも、その眼差しを人間そのものへ向け、誰も身にも起こりうる問題として提起している。主演の有子を演じるのは、『歩く、人』、『フリック』に続き、3度目の小林作品参加となる占部房子。周囲からの執拗な批判と中傷を受けてもがき苦しみながらも、終始、自分の意思を貫こうとする女性を熱演。そして、田中隆三、大塚寧々、香川照之と、小林組の常連俳優が脇を固める。本作は、現代日本社会を痛烈に批判するとともに、そこに生きる私たちの人間関係のあり方を問いかける。主人公有子は、いつか来るかもしれない、あなたであり私たち自身なのだ。
ストーリー
 北海道のとある海辺の町で暮らす高井有子(占部房子)は、突然、アルバイト先のホテルをクビにされた。有子は中東の戦時国でボランティア活動をしている最中、武装グループに拉致・監禁されて、人質となった。無事に解放されて帰国したものの、自己責任を問われ、世間から激しいバッシングを受けていた。ホテルの支配人・井出(香川照之)いわく、そんな有子の存在が職場の雰囲気を悪くしているという。
 その頃、有子の父・孝司(田中隆三)もまた、30年間勤めた工場から退職を強いられていた――。
スタッフ
キャスト
脚本・監督:小林政広
撮影監督:斉藤幸一
編集:金子尚樹
助監督:川瀬準也
録音:秋元大輔
効果:横山達夫
エンディングテーマ曲:林ヒロシ「寒かったころ」(MIDIレコード「とりわけ十月の風が」所収)

製作:モンキータウンプロダクション
協力:agnés b.

配給宣伝:バイオタイド
占部房子
田中隆三
加藤隆之
本多菊次朗
板橋和士
香川照之
大塚寧々

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