後列左より、増本庄一郎さん、板尾創路さん、阿藤快さん、島根さだよしさん、金子昇さん、須賀貴匡さん
前列右より、山本浩司さん、ロバート（山本博さん、秋山竜次さん、馬場裕之さん）、山口雄大監督

　週刊少年マガジン連載の人気マンガを映画化した話題の映画『魁!!クロマティ高校／THE☆MOVIE』の特別上映会が７月19日にシネセゾン渋谷で開催されました。
　この日の上映は、シネセゾン渋谷の開館20周年記念イベントの一環として７月23日の一般公開に先駆けておこなわれたもので、夜９時過ぎからの上映にも関わらず、満員立ち見となるほどたくさんの方々が詰め掛けました。
　一時、ある事情から公開が心配されたこの作品ですが、無事公開が決定。上映前におこなわれた舞台あいさつでは出演者のみなさんと山口雄大監督が「よかったね、クロ高！」と１文字ずつ書かれたＴシャツを着て登場し、主演の須賀貴匡さんは「一時はどうなるかと思いました」と笑顔を見せていました。共演の金子昇さんは「お蔵入りしてたら20年、30年先まで伝説になったのに」とジョークを飛ばし、白覆面のマスク・ド・竹之内を演じている板尾創路さんは「（覆面レスラーの）デストロイヤーは何も言うてけえへんのかなあ。そろそろ準備しとかないとアカンなと思っているんですけどね」と抗議ネタをギャグにして、場内に笑いを誘いました。
　山口監督は「原作者の野中英次さんに“映画にはまったく興味がないんで好きにしてください”と言われて、好き勝手やった結果がこれです。ぜひ楽しんでください」と映画をＰＲしていました。

「ほんとに公開できて良かったです。楽しんでいってください」と話した主人公・神山役の須賀貴匡さん	「一人二役で、前田母役のほうに特に力を入れさせていただきました」と前田・前田の母役の山本浩司さん	「一生懸命みんなで面白い映画を作りました。楽しんで帰って下さい」と、北斗役の金子昇さん
「（映画が）大成功した暁には『北斗の子分 THE☆MOVIE』をよろしくお願いします」と北斗の子分役・島根さだよしさん	「台本には田中ひとりのセリフしかなかったんで平等に分けさせていただきました」と話した“田中君たち”役のロバートの３人	脚本を執筆し、さらに山口ノボル役で出演もしている増本庄一郎さんは、この日の舞台あいさつの進行役もつとめました
「原作にもない役を作っていただいて、ありがたいなと思っています」と阿藤快さん。その役は映画を観てのお楽しみ	構成として脚本作りにも参加しているマスク・ド・竹之内役の板尾創路さん。舞台あいさつでもたびたび笑いを誘いました	この日、韓国の映画祭から帰国した山口雄大監督。「客席にコスプレをした人がいたんです」と韓国でのエピソードを紹介

　舞台あいさつの途中、阿藤さんが「ちょっと写真撮らせてくれる？」と、テレビ番組用にほかのみなさんの写真を撮影するという一幕もあり、上映前の会場は大いに盛り上がりました。
　ナンセンスでシュールな笑い満載の『魁!!クロマティ高校／THE☆MOVIE』は、７月23日(土)よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋にてモーニング＆レイトロードショーされるほか、全国順次公開。初日の23日にはシネセゾン渋谷で舞台あいさつも予定されています。

写真：阿藤快さんは客席に下りて記念写真を撮影（一番左の後姿が阿藤さん）