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作品スチール

ボーイ・ミーツ・プサン

監督:武正晴
出演:柄本佑 江口のりこ ほか

2007年9月22日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにて公開

2006年/カラー/DLP/80分

イントロダクション

作品スチール

 単身、韓国にわたることになった20歳のディレクター。言葉もわからない国で、彼はひとりの日本人女性とめぐり合う…。
 釜山国際映画祭の熱狂を取り込んだようなドキュメンタリータッチの臨場感あふれる映像。そこにはリアルな釜山の人々の生活が垣間見られるとともに、右も左もわからない国での青年の孤独が滲み出す。そしてそこから生まれる、つかの間の恋心と挫折――。初の釜山オールロケーションによる、甘く、そしてほろ苦い青春映画が生まれた。
 主演は『美しい夏キリシマ』で鮮烈なデビューを飾り、『17歳の風景』『子宮の記憶』など主演作も多数、テレビドラマ「ウォーターボーイズ」「東京タワー」などでも注目の俳優・柄本佑。主人公・クリハラを自然体で演じている。クリハラが釜山で出会う日本人女性・ヨーコ役には『月とチェリー』『闇打つ心臓』やヒットドラマ「時効警察」など話題作への出演が相次ぐ江口のりこ。
 監督は『パッチギ!』『嫌われ松子の一生』『69 sixty nine』など、多くの話題作の助監督をつとめ、2006年公開の『いちばんきれいな水』のスピンオフ短編『夏美のなつ いちばんきれいな夕日』も手掛けた武正晴。第1回劇場用長編監督作となる本作は、監督自身が以前、釜山国際映画祭に参加した際のエピソードが元になっている。

ストーリー

作品スチール

 20歳の新米ディレクター・クリハラ(柄本佑)は、観光用プロモーションビデオ撮影のため、たったひとりで韓国の釜山へと派遣される。上司のイガラシ(光石研)から教えられた言葉は「アンニョンハセヨ、ケンチャナヨ、サランヘヨ」のみっつだけ。いざ韓国に到着しても、待っているはずのガイド・マツオカ(川村亜紀)とも出会えない。右も左もわからない土地で戸惑い、不安になりながら、クリハラは街をさまよい歩く。意味のわからないハングル文字の看板や、いい加減な日本語表記……。しかし、次第にクリハラは日本と変わらない街の活気を感じはじめる。
 街を撮影するクリハラは、交差点でひとりの女性に目を留める。何気なく彼女にカメラを向けると、彼女は赤信号を無視してクリハラに向かって歩いてくる。車に吹っ飛ばされて倒れた彼女にクリハラが駆け寄ると、彼女は「勝手に撮らないで」と日本語で言い残して去っていく。呆然とするクリハラ。
 釜山ではちょうど国際映画祭が開催されていた。街のいたるところでイベントがおこなわれ、熱気に満ちた会場。クリハラはそれを外から覗き見ることしかできない。ひとりで宿に戻り、撮影した素材を確認していると、交差点で出会った女性・ヨーコ(江口のりこ)の強い視線がクリハラの心に強く残るのだった……。

キャスト

  • クリハラ:柄本佑
  • ヨーコ:江口のりこ

  • イガラシ/チャン(二役):光石研
  • マツオカ:川村亜紀
  • ワカナ:前田綾花

スタッフ

  • 監督:武正晴

  • 製作:古屋文明/狩野善則/齋藤勇司
  • プロデューサー:齋藤勇司/片山武志
  • 共同プロデューサー:村田千恵子
  • ラインプロデューサー:Yang Myong-Suk

  • 脚本:窪田信介
  • 撮影:鍋島淳裕
  • 録音:坂上賢治
  • 整音:矢野正人
  • 編集:今井剛
  • 音楽:Tatsuya
  • 助監督:橋本光二郎
  • 衣裳:宮本茉莉
  • ヘアメイク:酒井香
  • 音響効果:中村翼
  • 製作担当:若林雄介

  • 主題歌:タイムカプセル「a Boy & a Girl」

  • 製作協力:デイズ
  • 製作:「ボーイ・ミーツ・プサン」製作委員会(日本出版販売/ブレス/セカンドファウンデーション)
  • 配給:ブレス

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