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作品スチール

包帯クラブ

監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥 石原さとみ ほか

2007年9月15日(土)ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 キズが、キズナを強くする。傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした…。
 「家族狩り」「永遠の仔」など、メッセージ性の強い作品を送り出し続ける天童荒太が、現代の若い人たちへの向けて6年ぶりの書き下ろした最新小説「包帯クラブ」(筑摩書房刊)。若い女性を中心にベストセラーとなっている小説が映像化を果たす。
 主演には、現在の日本映画界で抜群の存在感を誇るふたりが選ばれた。奇抜な行動を繰り返すが、他人の痛みに誰よりも敏感な少年ディノ役に、日本人初・史上最年少でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥。そして女子高生ワラには、映画・テレビ・舞台で大活躍の石原さとみが挑戦する。ほかに、田中圭、貫地谷しほり、関めぐみ、佐藤千亜妃など注目の若手俳優たちが、個性溢れるキャラクターを演じている。
 監督はテレビ・映画で人気となった「ケイゾク」「TRICK」シリーズ、映画『サイレン』『明日の記憶』と、ジャンルを問わず話題作・ヒット作を次々に送り出している堤幸彦。若手キャストの“リアル”を引き出す演出術で、傑出した青春群像劇を描きあげていく。

ストーリー

作品スチール

 関東近県の、たそがれた中都市。女子高校生ワラ(石原さとみ)は、大切なものが少しずつ失われていく毎日に嫌気がさし、ある日、病院屋上のフェンスを乗り越える。そこに現れた入院患者の少年、それがディノ(柳楽優弥)だった。手首に傷を負ったワラの心を見抜いたディノは、手首からほどけ落ちた包帯をフェンスに結び付ける。不思議がるワラにディノは言う。「手当て、や」と。その言葉に心から流れ出る血が止まったように感じるワラ。これが「包帯クラブ」の始まりだった。
 ワラの同級生タンシオ(貫地谷しほり)、そして浪人生ギモ(田中圭)が加わり、「包帯クラブ」が発足する。クラブの活動とは“傷ついた出来事を投稿してもらい、傷ついた場所に包帯を巻いて「手当て」をする。その風景を撮影し、投稿した人にメールで送る”というもの。クラブに続々と集まってくる切ない願い。包帯を手に、街へ出るディノたち。街中に包帯が溢れていく中、次第に彼ら自身の「未だ癒えぬ傷」が明らかになっていく…。

キャスト

  • 井出野辰耶(通称:ディノ):柳楽優弥
  • 騎馬笑美子(通称:ワラ):石原さとみ

  • 柳元紳一(通称:ギモ):田中圭
  • 丹沢志緒美(通称:タンシオ):貫地谷しほり
  • 本橋阿花里(通称:テンポ):関めぐみ
  • 芦沢律希(通称:リスキ):佐藤千亜妃

スタッフ

  • 原作:天童荒太「包帯クラブ」(筑摩書房刊)
  • 監督:堤幸彦
  • 脚本:森下佳子

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