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河童のクゥと夏休み

監督:原恵一
声の出演:冨澤風斗 横川貴大 植松夏希 田中直樹(ココリコ) 西田尚美 ほか

2007年7月28日(土)シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

2007年/日本/ビスタサイズ/ドルビーデジタルEX/138分

イントロダクション

作品スチール

 映画『クレヨンしんちゃん』シリーズ『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』などの監督をつとめた原恵一が、5年の歳月をかけた劇場長編作品が完成しました。『オトナ帝国の逆襲』は子供だけでなく大人をも魅了し、日本のメディア芸術100選アニメーション部門に選出。『戦国大合戦』は 2002年文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞をはじめ数多くの賞を受賞しました。
 待望の新作となる本作『河童のクゥと夏休み』は、木暮正夫著作の児童文学「かっぱ大さわぎ」「かっぱびっくり旅」が原作。20年前にこの作品に出会って以来、長年映像化の企画をあたためてきた原監督が脚本も担当しています。
 映画の舞台となるのは木暮氏の暮らしていた東京・東久留米市。映画化の許諾を受けるため木暮氏のもとを訪れた原監督がその街並みを気に入り、ロケハンを繰り返して現実そのままの風景を描き出しました。また、東久留米のシーンでは実際に東久留米で録音された街の音が効果音として使われています。
 キャスティングは声の存在感を重視し、子供役は役の年齢に近い子役たちをオーディションで選考。また主人公の両親にココリコの田中直樹と西田尚美など、異色のキャストを起用して魅力的なキャラクターを作り上げました。さらに『クレヨンしんちゃん』シリーズでお馴染みの声優陣やベテラン声優も登場しています。
 河童のクゥと小学生の少年・康一との出会いからはじまる物語は、友情、家族、思いやり、人とのつながりといった、いま、日本の家族の中で薄れつつある大切なことを思い出させてくれます。愛と優しさあふれるファミリー映画が、この夏、スクリーンに登場します。

ストーリー

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 夏休み前のある日、上原康一(声:横川貴大)は小学校の帰り道に大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!  第一声は「クゥ?!!」。家族は驚くが、康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。クゥ(声:冨澤風斗)は康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。家族もクゥを受け入れ、クゥのことは家族の秘密にすることに決める。
 クゥと康一はすぐに仲良くなった。一緒にお風呂に入り、食卓を囲み、同じベッドで寝る。クゥは相撲が得意で、康一の父・保雄(声:田中直樹)も投げ飛ばす怪力の持ち主。だが楽しく暮していたある日、クゥが仲間のところに帰ると言い出した。康一は、クゥに外の様子を知ってほしいと、こっそり連れ出す。クゥは環境が大きく変わったこと、仲間が近くにいないことに驚く。見かねた康一は、クゥの仲間を探す為、河童伝説の残る遠野へ、クゥを連れて、初めてのひとり旅をすることに。豊かな自然に囲まれた遠野は、河童が暮らすには最高の場所に見えた。しかし河童の姿はどこにもなく、「河童を捕まえたら1000万円!!」と町の人たちが話すのを聞いただけで旅は終わった。
 遠野から戻ると、家の近所に写真週刊誌の記者が!!  「上原さん家の河童」の噂を聞きつけてやって来たのだ。そして無理やり写真を撮られ、クゥの存在は世間に知られることになるのだった……。

キャスト

  • クゥ:冨沢風斗
  • 上原康一:横川貴大
  • 菊池紗代子:植松夏希

  • 上原保雄:田中直樹(ココリコ)
  • 上原友佳里:西田尚美
  • クゥの父親:なぎら健壱
  • キジムナー:ゴリ(ガレッジセール)

スタッフ

  • 原作:木暮正夫「河童のクゥと夏休み」(岩崎書店刊)
  • 脚本・監督:原恵一

  • キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎
  • 美術監督:中村隆
  • 色彩設計:野中幸子
  • 撮影監督:箭内光一
  • 音楽:若草恵
  • 音響監督:大熊昭
  • 編集:小島俊彦
  • アニメーション制作:シンエイ動画
  • 題字:武田双雲

  • 主題歌:「夏のしずく」大山百合香(ソニーミュージックアソシエイテッドレコーズ)

  • 製作:「河童のクゥと夏休み」製作委員会
  • 配給:松竹
  • 協力:日本子守唄協会
  • 支援:文化庁

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