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作品スチール

ラストラブ

監督:藤田明二
出演:田村正和 伊東美咲 ほか

2007年6月16日(土)より全国ロードショー

2007年/日本/ヴィスタサイズ/DTSステレオ/110分

イントロダクション

作品スチール

 正統派ダンディズムの極致、田村正和がスクリーンに戻ってきた。14年ぶりの映画復帰主演作となる『ラストラブ』は、人を愛することの醍醐味と人生をあきらめない勇気を描いた、純粋で美しいラブストーリーである。
 妻の死をきっかけに華やかな生活を捨てたサックスプレイヤー・明を演じる田村は、近年テレビで見せる少しコミカルな役柄とは異なり、喪失から再生へと向かう男の生き様を情感豊かに表現。さらにサックスプレイヤーという役を演じるために自らサックス演奏にも挑んだ。決して現状に満足することなく自身を追い込んだその渾身の演技は、観る者に強い印象を残すに違いない。
 夢を失った明に再び情熱を思い出させ、懸命に支えようとするヒロイン・結には、映画、TVドラマを問わず主演作が相次ぐ伊東美咲。同年代の男性とは違う価値観に触れ、自分の殻から抜け出すことに驚きと幸せを感じる女性のきらめきを体現した。そして明の一人娘には「ちびまる子ちゃん」でお茶の間のアイドルとなった天才子役・森迫永依。さらに高島礼子、片岡鶴太郎など実力派俳優も加わり、物語に深みを与えている。
 スタッフは、プロデューサーの中山和記、藤田明二監督を中心に、田村正和主演で一時代を築いたTVドラマ「ニューヨーク恋物語」のチームが再集結。思い出の地であるニューヨークで21世紀の恋物語を紡ぎ出した。
 原作は、若い女性を中心に圧倒的な人気を誇るベストセラー作家・Yoshi。田村と伊東の組み合わせで大人のラブストーリーを作りたいという中山プロデューサーの企画に賛同し、3年ぶりとなる長編小説「LAST LOVE」を書き下ろした。これはYoshiが初めて大人の愛を描いた作品でもある。
 そしてエンディングに命を吹き込んだのは、これが映画初主題歌となる絢香。圧倒的な歌唱力を持つ絢香のバラードが無限の感動をもたらし、ストーリーに永遠の輝きと深い余韻を残す。

ストーリー

 ニューヨークでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明(田村正和)は、5年前、突然ジャズの世界から姿を消した。現在は帰国して友人の朝倉(片岡鶴太郎)の経営する旅行会社に勤め、一人娘の佐和(森迫永依)とひっそりと暮らしている。
 ある朝、収集所にゴミを出しに行った明は、清掃員姿の女性からゴミの出し方を注意される。言い返す明にゴミ袋をつき返すと、その女性は清掃員のユニフォームを脱ぎ、軽やかにその場を去っていくのだった。それが明と上原結(伊東美咲)の出会いだった。
 県庁に勤める結は、上司の代理で急遽ニューヨーク行きを命じられ空港へと向かう。機内で結の隣の席に座ったのは、コンダクターとしてニューヨークへ向かう明だった。当初は明を敬遠していた結だが、ニューヨークの街で再会したのをきっかけに、次第に自分の抱える悩みを話し始める。婚約者の坂原(細川茂樹)との結婚を控えつつも、本当に自分が愛されているのか不安なのだと話す結。それを黙って聴き、静かにアドバイスを送る明。結は父親のような安心感を明に感じていた。
 その夜、結は突然に坂原から電話で別れを告げられる。明は落胆する結をジャズクラブへと連れて行き、明の優しさに触れた結は、自分が明に惹かれはじめていることに気づく。そして結との出会いは、最愛の妻・友美(高島礼子)を亡くして以来、閉ざされていた明の心にも変化をもたらすのだった――。

キャスト

  • 田村正和
  • 伊東美咲

  • 森迫永依
  • 細川茂樹
  • 阿部進之介

  • 安田知世未
  • 宮崎彩子
  • 小林令門
  • 飯田基祐

  • 片岡鶴太郎
  • 山崎一
  • ユンソナ
  • 高島礼子

スタッフ

  • 製作統括:若杉正明/早河洋/野田助嗣
  • プロデューサー:中山和記

  • 原作:Yoshi「LAST LOVE」(講談社刊)
  • 主題歌:絢香「Jewelry day」(ワーナーミュージック・ジャパン)

  • 脚本:龍樹
  • 音楽:大島ミチル

  • 撮影:川田正幸
  • 照明:渡邊孝一
  • 美術:山本修身
  • 助監督:北川学
  • 編集:山本正明
  • スクリプター:斉藤文
  • 録音:竹中泰
  • 映像:植木康広

  • サックス指導:稲垣次郎
  • ジャズ編曲協力:前田憲男

  • 監督:藤田明二

  • 製作:「ラストラブ」フィルムパートナーズ(ビーワイルド/テレビ朝日/松竹/ジェネオン エンタテインメント/読売広告社/共同テレビジョン/衛星劇場/TSUTAYAグループ/朝日放送/メ〜テレ)
  • 制作プロダクション:共同テレビジョン
  • 配給:松竹

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