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そして春風にささやいて

監督:横山一洋
出演:柳下大 加藤慶祐 ほか

2007年12月22日(土)よりシアターイメージフォーラムにてレイトショー

2007年/カラー/ビスタサイズ/75分

イントロダクション

作品スチール

 ごとうしのぶの小説「タクミくんシリーズ」は、少年同士の恋愛を描いたボーイズラブものの先駆け的な存在として、現在までに累計400万部を越えるヒット作となっている。多くの女の子たちを魅了し、コミック版も好評の人気作だけに、その映像化は困難と思われてきたが、フレッシュで魅力的な若手男優陣の共演により、見事に映画化を果たした。
 物語の中心となる託生とギイを演じたのは、人気俳優集団D-BOYSでドラマや舞台に活躍中の柳下大とドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス」の加藤慶祐。柳下大のさらさらとした黒髪とつぶらな瞳は原作の託生のイメージにピッタリ。加藤慶祐は端正な容姿と気高さを感じさせるオーラで学園のプリンス・ギイそのものの存在感を見せる。
 ふたりに加え、大人気ミュージカル「テニスの王子様」から、滝口幸広、牧田哲也、相葉弘樹。戦隊シリーズから齋藤ヤスカ。声優界から羽多野渉。各ジャンルの人気者が勢揃いし、シリーズのキャラクターをみずみずしく演じる。
 脚本は『きみにしか聞こえない』の金杉弘子が、原作シリーズのさまざまなエピソードを元に、託生とギイの恋愛を核に多くのキャラクターの想いが交錯する1本の物語を紡ぎ出した。そして『天まであがれ!』で高い評価を受ける気鋭の監督・横山一洋が美しい映像と繊細な演出で、原作ファンの期待に応える温かな作品に仕上げている。。
 主題歌には、GOING UNDER GROUNDのニューシングル「さかさまワールド」が使われ、物語のエンディングをさわやかに飾る。

ストーリー

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 人里離れた全寮制の男子高校・祠堂学院。学院の生徒・葉山託生(柳下大)は、ささいなきっかけから学院のカフェで高林泉(齋藤ヤスカ)たちのグループの反感を買ってしまう。グループに囲まれた託生を助けてくれたのは、ルックス、成績ともに抜群で、学院の誰もが一目置くギイこと崎義一(加藤慶祐)だった。
 2年生になり、ギイとルームメイトになった託生。人に触れられることを怖れ、ギイを自分とは遠い世界の存在のように思っていた託生だったが、ギイは託生に優しく接していく。しかし、高林はふたりの仲の良さにイライラをつのらせ、高林の取り巻きたちがふたりに嫌がらせを仕掛けようとしていた。そんな高林を複雑な想いで見つめる吉沢道雄(羽多野渉)。一方、託生たちの上級生でバスケット部の野崎大介(牧田哲也)は託生のことが気に入り、強引な手段で迫ろうとするのだった。
 ギイの良き理解者である赤池章三(滝口幸広)、託生の親友・片倉利久(坂口りょう)、演奏会で学院を訪れた世界的バイオリニストの井上佐智(相葉弘樹)たちに見守られながら、託生とギイはお互いの絆を深めていく。そんな学院生活の中で、託生が胸に秘めていた心の傷が明らかになっていく――。

キャスト

  • 葉山託生:柳下大
  • 崎義一:加藤慶祐

  • 高林泉:齋藤ヤスカ
  • 赤池章三:滝口幸広
  • 野崎大介:牧田哲也
  • 吉沢道雄:羽多野渉
  • 片倉利久:坂口りょう
  • 井上佐智:相葉弘樹

スタッフ

  • 監督:横山一洋
  • 原作:ごとうしのぶ(角川ルビー文庫刊)

  • 製作:川城和実/小松賢志
  • 製作・プロデューサー:三木和史
  • プロデューサー:森本浩二/梅澤勝路/片山武志
  • 脚本:金杉弘子
  • 撮影:鍋島淳裕
  • 照明:溝渕健二
  • 美術:石毛朗
  • 録音:塩原政勝
  • 衣裳:沢柳陽子
  • ヘアメイク:清水美穂
  • 音楽:和乃弦
  • 編集:横山一洋
  • 助監督:西保典
  • 製作主任:森脇健介

  • 主題歌:GOING UNDER GROUND「さかさまワールド」詞・曲:松本素生(ビクターエンタテインメント)

  • 製作:バンダイビジュアル/トライネットエンタテインメント/ビデオプランニング
  • 制作・配給:ビデオプランニング
  • 宣伝:アルゴピクチャーズ

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