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作品スチール

カメレオン

監督:阪本順治
出演:藤原竜也 水川あさみ 塩谷瞬 豊原功補 萩原聖人 ほか

2008年7月5日(土)より全国ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 蜷川幸雄に見出され「身毒丸」主役で舞台デビュー、深作欣二監督『バトル・ロワイアル』の主演に抜擢されスクリーンへと活躍の場を広げ、いまや若手俳優の代表的存在として舞台、映画、テレビで活躍を続ける俳優・藤原竜也。デビュー作『どついたるねん』でその年の映画賞を総なめにし、その後も男の世界を描いた硬派な作品から、女性の内面を繊細に描いた作品、さらには社会派作品までと、幅広い作風で知られる映画監督・阪本順治。日本映画界で注目を集めるふたりの男が初のコラボレーションを果たし、激しく壮絶なクライム・アクションが誕生した。
 正体不明の組織に追われ、仲間たちを失っていく伍郎。唯一心を許した女性さえも失ったとき、伍郎は復讐に立ち上がる……。
 本作は、今もなおカリスマ的な支持を集める故・松田優作主演の“遊戯シリーズ”のために丸山昇一が30年前に執筆した脚本がもとになっている。当時は映画化は実現しなかったが、現代にあわせて丸山自身により脚本を改稿、藤原竜也という新たなヒーローを得て、ついにスクリーンに姿をあらわす。
 伍郎を演じる藤原は、これまで演じてきた役のイメージを覆し、男臭さの溢れる新たな魅力を発揮。見るものを魅了する演技に加え、激しくしなやかなアクションシーンも披露している。
 伍郎がただひとり心を許す女占い師・佳子には『深紅』「ラスト・フレンズ」などの水川あさみ。ほか、塩谷瞬、豊原功補、萩原聖人、平泉成、犬塚弘、谷啓、加藤治子、岸部一徳と、若手からベテランまで実力派俳優が集結した。
 そして“激情系”として注目されている期待の女性シンガーソングライター・シギが、主題歌「証明」をエモーショナルに歌い上げる。

ストーリー

作品スチール

 都会の片隅。占い師の佳子(水川あさみ)の前に、突然、右手が差し出される。佳子が顔を上げると、そこには生気のまったくない顔で幽霊のように立つ伍郎(藤原竜也)がいた……。
 伍郎は、仲間たちと小さな詐欺をはたらきながら、息を潜めるようにして生きていく。その伍郎の姿は、まるで色のない世界に紛れるように生きる、カメレオンのようだった。そんな伍郎に佳子は惹かれていく。佳子もまた、自分の色を失ったひとりだったのだ。
 仲間たちにも決して自分の過去を語ろうとしない伍郎。仲間たちとの日々は、伍郎にとって、初めて味わう“平穏”な時間だった。
 しかし、その平穏は崩れ去る。伍郎と仲間たちは、ある日偶然に拉致現場を目撃してしまう。それは国家さえを揺るがす重大な事件であった。目撃者を消すために組織が動き出す。次々と消えていく伍郎の仲間たち。そして伍郎とともに逃げる途中の佳子さえも……。
 仲間と居場所を失ったとき、伍郎は一度捨てたはずの危険な色を身にまとう。

キャスト

  • 野田伍郎:藤原竜也

  • 小池佳子:水川あさみ
  • 春川公介:塩谷瞬
  • 吉田純:豊原功補
  • 大北達男:萩原聖人

  • 木島高:平泉成
  • 山村修次:犬塚弘
  • 堺研造:谷啓
  • 山村典子:加藤治子
  • 厚木義武:岸部一徳

スタッフ

  • 監督:阪本順治

  • 脚本:丸山昇一

  • 主題歌:シギ「証明」(EPICレコードジャパン)

  • 製作:「カメレオン」製作委員会
  • 制作プロダクション:セントラル・アーツ
  • 配給:東映

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