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作品スチール

GOTH

監督:高橋玄
出演:本郷奏多 高梨臨 長塚圭史 ほか

2008年12月20日(土)より渋谷シアターTSUTAYAにてロードショー

2008年/カラー/ビスタ/DTSステレオ/96分

イントロダクション

作品スチール

 “GOTH”それは、“GOTHIC”の略。人間の暗黒部分に惹かれる者たちが、“GOTH"と呼ばれる――。
 人気作家・乙一の代表作である「GOTH」は、第3回本格ミステリ受賞作を受賞するなど高い評価を受け、乙一の名前を広く知らしめるきっかけとなった。現在までに累計発行部数100万部を越えるベストセラーであり、早くから映像化が望まれていながらその残酷描写などから実現不可能といわれていた作品が、ついに映画『GOTH』としてスクリーンに登場する。
 死体や殺人に興味を持つ主人公・神山樹を演じるのは『テニスの王子様』『青い鳥』『K-20 怪人二十面相・伝』などの本郷奏多。普段は明るく振舞う裏で猟奇趣味を持つ二面性を抱えた難役を見事にこなしている。樹と同様に人間の闇に惹かれるヒロイン・森野夜には、オーディションで抜擢された期待の新人・高梨臨。映画初出演ながら強い存在感を放つ。共演には、演劇プロデュースユニット・阿佐ヶ谷スパイダースを率いる劇作家・演出家で『遠くの空に消えた』『容疑者Xの献身』などで映画俳優としても活躍する長塚圭史、『タナカヒロシのすべて』で高い評価を受けた鳥肌実、ハリウッド大作『バベル』の二階堂智、『パイルドライバー』『こわい童謡 裏の章』などの松尾敏伸ら、多彩なキャストが揃った。
 監督は『レディプラスティック』『CHARON(カロン)』『ポチの告白』などの高橋玄。『蝉しぐれ』『子猫の涙』などのカメラマン・釘宮慎治とタッグを組み、美しい映像で独自の作品世界を描き出した。
 最高のキャストとスタッフを得て実現した“残酷で切ない青春映画”は、観客をいまだかつて体験したことのない境地へといざなっていく。

ストーリー

作品スチール

 人々で賑わう公園で若い女性の死体が発見された。死体の片手の手首は切断され、しばらく前に起きた事件と同じ犯人によるものと思われた。警察官たちが駆けつけ慌しさを増す現場を、高校生の神山樹(本郷奏多)は人ごみの中から眺めていた。
 学校では明るい笑顔で友人たちと会話を交わす人気者の樹。しかし、その一方で樹は死体や殺人事件など猟奇的なものに異常な興味を抱いていた。そんな樹にクラスメイトの森野夜(高梨臨)が声をかける。黒い制服に黒髪の美少女で、誰とも会話を交わさず常に孤独な森野も、樹と同じように人間の暗黒の部分に惹かれていた。樹と森野は、互いの嗜好を理解しあえる数少ない存在だったのだ。
 ふたりは、連続猟奇殺人事件について独自の調査を始めていく。被害者はいずれも若くて美しい女性。乱暴された形跡はなく、手首が切り落とされた死体は美しく保たれていた。「美しく殺して美しく記録する。アーティストとして共感するね」。事件の現場を訪れた樹は犯人にシンパシーを抱き、森野に被害者の姿を重ね合わせるのだった。
 やがて起こった3番目の事件。そして森野は変わった人間ばかりが集まる行きつけの喫茶店で1冊の手帳を拾う。そこには、連続殺人の一部始終が事細かに記録されていた。樹と森野は、手帳を頼りに、まだ見つかっていない4番目の事件の犠牲者を発見する。
 事件に惹かれていく森野は、犯人の興味をひくために、犠牲者たちと同じような華やかな服を着て喫茶店を訪れる。そして――。

キャスト

  • 神山樹:本郷奏多
  • 森野夜:高梨臨

  • 喫茶店の常連客:松尾敏伸
  • 樹の妹:柳生みう
  • 喫茶店の常連客:山中聡
  • 喫茶店の常連客:鳥肌実
  • 喫茶店の常連客:夏生ゆうな
  • 喫茶店の常連客:中田圭
  • 数学教師・沢木:二階堂智
  • 担任教師・柄谷:奥田恵梨華

  • 喫茶店のマスター:長塚圭史

スタッフ

  • 監督:高橋玄

  • 原作:乙一

  • プロデューサー:上野境介
  • 製作:大橋孝史
  • 作劇:柏田道夫/高橋玄/堀田尚志/齋藤翠/Gram™

  • 撮影:釘宮慎治
  • 照明:田辺浩
  • 録音:岩丸恒
  • 美術:安宅紀史
  • 編集:矢船陽介
  • 音楽:村上純
  • 助監督:崎田憲一
  • 制作担当:新井聡

  • 協力:角川書店
  • 製作:ジョリー・ロジャー
  • 制作協力:トルネード・フィルム
  • 配給:ジョリー・ロジャー

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