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パコと魔法の絵本

監督:中島哲也
出演:役所広司 アヤカ・ウィルソン 妻夫木聡 土屋アンナ ほか

2008年9月13日(土)全国東宝系ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 数々のヒットCMを送り出すCM界の巨匠であり、映画監督として『下妻物語』『嫌われ松子の一生』と、ヒット作を送り出してきた中島哲也。その劇場最新作となるのが『パコと魔法の絵本』だ。
 2004年に全国8都市で上演された舞台劇「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」(作:後藤ひろひと/演出:G2)を大胆にアレンジ。一代で会社を築きワガママ放題生きてきた大貫と、交通事故の後遺症で1日しか記憶を持てない少女・パコの交流を軸に、大人たちが天使のようなパコとの触れ合いで自分の人生を省み、パコに“忘れられない”思い出を残そうとする、奇跡の感動ストーリーとして映像化した。
 独自のポップセンスで日本映画を革新させてきた中島監督が今回仕掛けるのは、超豪華キャストを揃えながら、映画のクライマックスでは彼らを3DのフルCGキャラクターに変身させ、生の演技と連動させていくという、とんでもない、かつ、あり得ない映像体験だ。3DフルCGと実写の合成は、日本の劇場長編映画では史上初。まさしく未曾有の映像体験となる。
 出演は、大貫役の役所広司をはじめ、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、劇団ひとり、國村隼、上川隆也など、日本のエンターテイメント界を代表する顔ぶれを揃えた。そして少女・パコには、1997年生まれのアヤカ・ウィルソンを抜擢。映画初出演ながら、豪華共演陣に劣らぬ堂々たる演技を見せている。
 大笑いして号泣できる、御伽噺のようなストーリーは、多くの観客の感動を呼ぶに違いない。『パコと魔法の絵本』は、その作品自体がひとつの奇跡なのだ。

ストーリー

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 昔々、といっても、それほど昔ではないお話。あるところに、患者も医者も看護師も、全員変わり者の病院があった。
 そんな中でも、一代で会社を築いた大貫(役所広司)は、とても偏屈でワガママなジジイ。病院でもやりたい放題で、自分の気に入らない相手は医者でも看護師でも誰かれなく怒鳴り散らすので、当然のように周りから避けられていた。
 そんな大貫の前に、ある日、パコ(アヤカ・ウィルソン)という少女が現われる。毎日、同じ絵本を読み、その絵本を大貫と一緒に読もうとするパコ。大貫はそんなパコすらも、自分が座りたかったベンチに先に座っていたというだけで突き飛ばしてしまう。しかし、パコは翌日になるとケロっとして同じベンチで絵本を読んでいる。調子の狂わされた大貫は、ある些細なきっかけからパコを殴ってしまう。
 実は、パコは両親を交通事故で失い、パコ自身も事故の後遺症で1日しか記憶がもたなくなっていたのだ。パコは明日になれば今日を忘れてしまう。昨日をなくした女の子だったのだ。さすがの大貫もそれを知って反省し、パコと触れ合うようになる。
 そして、いままでの自分の生き方に疑問を感じはじめた大貫は、自分の残りの人生でパコのためになにかをしようと、あることを思いつく。しかし、周りの患者たちに提案しても、いままでワガママ放題だった大貫の言うことを周りが簡単に聞いてくれるわけもない。それでもひとり頑張る大貫の姿は、次第にほかの患者たちのこころも動かしはじめる……。

キャスト

  • 大貫:役所広司
  • パコ:アヤカ・ウィルソン
  • 室町:妻夫木聡
  • タマ子:土屋アンナ
  • 堀米:阿部サダヲ
  • 浩一:加瀬亮
  • 雅美:小池栄子
  • 滝田:劇団ひとり
  • 龍門寺:山内圭哉
  • 木之元:國村隼
  • 浅野:上川隆也

スタッフ

  • 監督:中島哲也

  • 原作:後藤ひろひと(「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」)

  • 製作:「パコと魔法の絵本」製作委員会
  • 制作プロダクション:リクリ
  • 配給:東宝

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