監督：佐藤信介
出演：松下奈緒 夏帆 井坂俊哉 池松壮亮 ほか
２００８年４月26日(土)全国東宝系ロードショー
現在・過去・未来――。砂時計はひとりの少女の人生の時間をあらわす。14歳から26歳までの初恋の行方を描くラブストーリーが誕生した。
原作は、２００５年に第50回小学館漫画賞を受賞した芦名妃名子の同名大ヒットコミックス。劇場版に先駆け、２００７年にはＴＢＳの昼帯ドラマとして放送され、同枠としては驚異的な視聴率を記録している。
劇場版では、新たなキャストとスタッフが、映画ならではのロマンに満ちた物語をスクリーンに描き出す。
主人公・杏を演じるのは『未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』『XX（エクスクロス）魔境伝説』と主演作が続き、女優としてだけでなくピアニストとしても活躍する松下奈緒。中高生時代の杏には『天然コケッコー』で高い評価を受けた期待の美少女女優・夏帆が扮する。杏の幼馴染みで運命の恋人・大悟は「幻星神グランセイザー」『パッチギ！ LOVE&PEACE』の井坂俊哉が青年時代を、『夜のピクニック』などの池松壮亮が中高生時代を演じる。さらに、塚田健太、岡本杏理、伴杏里、戸田菜穂、風間トオルら、注目の若手から実力派が顔を揃えた。
監督・脚本は『LOVE SONG』『修羅雪姫』など、ハートフルな作品からアクション作まで、幅広い作品をこなす高い演出力で定評のある佐藤信介。
映画は、４人の幼馴染みが歩む12年間と、杏の家族三代の愛惜とを軸に、誰もが経験したことのある恋愛の機微を丁寧に描写。「時間」という壮大なロマンに満ちた物語を描き出す。
14歳の水瀬杏（夏帆）は、両親の離婚により、東京から母・美和子の実家である島根県に移る。当初は田舎独特の雰囲気と祖母の美佐代（藤村志保）に馴染めないが、近所に住む同い年の大悟（池松壮亮）や藤（塚田健太）、椎香（、岡本杏理）と出会い、徐々に自分の居場所を見つけていく。
そんな中、人生に疲れ果てた母が杏を残して自殺。杏は直前に自分が言った「頑張ろうね」という言葉が母の負担になったのではと、悲しみと後悔に暮れる。そんな杏を大吾は「おれが、ずっと一緒におっちゃるけん」と力強く抱きしめるのだった。
あれから12年。26歳になった杏（松下奈緒）は、婚約者の佐倉（高杉瑞穂）と東京で暮らしていた。そして、同窓会に出席するため、数年ぶりにあの懐かしい街を訪れる。初恋の人・大悟（井坂俊哉）が住む島根の街に……。
