監督：中村義洋
出演：竹内結子 阿部寛 ほか
２００８年２月９日(土)全国東宝系ロードショー
第４回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞した海堂尊（かいどう・たける）によるミステリー小説「チーム・バチスタの栄光」は、医療の現場を舞台に、現役医師である作者ならではのリアルな描写と、卓越したユーモアで人気を博した。１００万部を越えるベストセラーとなり、同じ主人公ふたりが登場する続編や番外編も刊行されている。原作発刊後、たちまち映画化権争奪戦がおこなわれたこの作品が、待望の映画化を果たした。
極めて困難な手術で連続して起こる術中死。果たして事故か事件か？ 謎を追うのは、にわか探偵の心療内科医とキレモノ役人のコンビ！
主人公で、外科は素人にもかかわらず事故の調査を命じられる心療内科医・田口公子に竹内結子。厚生労働省の破天荒なキレモノ役人・白鳥圭輔には阿部寛。多くの作品で名演技を披露するふたりが、新たな名（迷？）コンビとしてホームズとワトソンばりの活躍を見せる。さらに“容疑者”となる７人の天才医師チームの面々には、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎と、実力と個性を兼ね備えた名優が揃った。
メガホンをとるのは、崔洋一監督作品の助監督や、中田秀夫監督『仄暗い水の底から』などの脚本をてがけ、２００７年公開の監督作『アヒルと鴨のコインロッカー』がスマッシュヒットを記録した中村義洋。シャープな人間描写と豊かなエンターテイメント感覚で、新感覚のミステリー映画を創り出した。
栄光のチーム・バチスタに一体なにが起こっているのか？ にわか探偵医とキレモノ役人のコンビが迫る未踏の謎。豪華キャスト＆日本映画史上最高の“仕掛け”があなたに挑む。
高い技術を必要とする成功率60％の心臓手術“バチスタ手術”。東城大学付属病院では、この手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を結成し、26回連続で手術を成功させるという奇跡的な記録を誇っていた。しかし、突如として３例たて続けに術中死が発生する。病院では内部調査を実施。調査を任されたのは、外科はまったくの素人の心療内科医師・田口公子（竹内結子）だった。
渋々ながら調査を引き受けた公子は、３例の術中死は単純な事故だったと報告する。その結果に噛み付いたのは厚生労働省の破天荒なキレモノ役人・白鳥恵輔（阿部寛）。「これは殺人だ、犯人はチーム・バチスタの７人の中にいる！」と、再調査を開始する。
まるで滑稽なホームズとワトソンのように７人のメンバーの再調査を進めるふたり。そのコミカルなやりとりの過程で、さまざまな人間関係が浮かび上がっていく。そしてエリート医師たちの思いが交錯する中、乾いた殺意が浮かび上がる……。
