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作品スチール

EMPTY×BLUE

監督:帆根川廣
出演:秦秀明 長谷川葉生 今井雄一 小寺里佳 ほか

2009年5月30日(土)より渋谷シアターTSUTAYAほかにてレイトショー

2009年/カラー/デジタルハイビジョン/ビスタサイズ/130分

イントロダクション

 工場勤めの単調な日々を送る青年・タカシが夢の中で出会ったひとりの少女。他人とのコミュニケーションの苦手なタカシは、少女の夢の中にやすらぎを見出していく――。
 本作が初監督となる帆根川廣をはじめとする3人のスタッフを中心に、5年の年月を費やして作られたのが『EMPTY×BLUE』だ。孤独を抱えた青年の体験をときにファンタジックに、ときにリアルに描いた本作は、自主上映で多数の若者たちの支持を集め、劇場公開が実現した。
 主人公の青年・タカシを演じるのは、映画『GROW −愚郎−』『ぼくのおばあちゃん』や舞台で活躍する実力派俳優であり、演技トレーナーとして数々の有名タレントに演技指導をしてきた秦秀明。たしかな演技力でタカシの繊細な心理を表現している。
 タカシが夢の中で出会う少女には、舞台女優・モデルとして活躍する長谷川葉生(はせがわ・よう)が扮し、透明感のある存在感でヒロインを好演している。そのほか、タカシの同僚に舞台を中心に活動する今井雄一、タカシの妹にアイドルグループ・PARADISE GO!! GO!!のメンバーで現在はダンス&ボーカルグループ・セカンダリーズで活躍する小寺里佳ら、魅力的なキャストが揃った。
 そして、新鋭バンド・Raiji&ChIpsの音楽と、画家・さいとうみさの劇中絵画が、作品世界に多層的な彩りを与えている。
 『EMPTY×BLUE』は初監督作ならではの瑞々しさを感じさせ、観客の胸にゆっくりと染み渡っていく。

ストーリー

 タカシ(秦秀明)は鉄工所で働く26歳の青年。もう勤めはじめてずいぶん長くなるが、同僚たちとの交流は少ない。毎日が繰り返しのような単調な日々を送るタカシの楽しみは車だけだった。
 タカシはこのところ、同じ夢を続けて見ていた。それはどこまでも続く階段をただのぼり続ける夢だった。ある夜、タカシはいつもの夢の中で、ひとりの少女(長谷川葉生)と出会った。その少女は、それから毎晩タカシの夢に現われるようになった。普段は寡黙なタカシは、夢の中の少女にだけは自分の気持ちを素直に話すことができた。そしてタカシは夢の中にやすらぎを覚えるようになっていく。
 わずらわしい現実から逃れるように夢の世界へと没頭していくタカシ。そのことを知った同僚たちからからかわれつつも、タカシは少女との交流を重ねていく。
 以前からタカシのことを知っているという少女。タカシは少女が誰なのか、そして夢の中に出てくる風景がどこなのか、そのことばかりを考えるようになっていた。
 やがてタカシは、夢の中の少女が持っていたのと同じ本を図書館で見つけ、かすかな記憶をたどって子供のころ暮らしていた街を訪ねる。そこには、あの夢の中の少女の姿があった。手と手を取り合うタカシと少女。夢への逃避行をはじめたふたりの行く先は……?

キャスト

  • 田嶋タカシ:秦秀明
  • 夢の中の少女:長谷川葉生

  • 清水:今井雄一
  • 石丸:石守裕輔
  • タカシの妹:小寺里佳
  • 太田:古田峡也
  • 沢田:北爪啓思
  • さくら:福岡志保美
  • タカシの母:新井マユミ
  • 黒服の女:佐々木郁子
  • 社長:立木睦己
  • 幼少のタカシ:須賀善規(子役)

スタッフ

  • 監督・原案・脚本・撮影・編集・プロデューサー:帆根川廣

  • エグゼクティブプロデューサー:武藤明

  • 助監督・ほか:羽鳥高正
  • 衣装・メイク・ほか:椿マナミ

  • 劇中絵画:さいとうみさ
  • テーマ曲・エンディング・挿入歌:Raiji&Chips

  • 製作協力:プロスタッフコーポレーション/NPO法人バスの会
  • 協力:DESAFIADORES
  • 製作:スタジオステパノ
  • 配給・宣伝:アステア

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