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作品スチール

今度の日曜日に

監督:けんもち聡
出演:市川染五郎 ユンナ ヤン・ジヌ 大和田美帆 竹中直人 ほか

2009年4月11日(土)より新宿武蔵野館ほかにてロードショー

2009年/カラー/ヨーロッパ・ビスタサイズ/ドルビーSR/105分

イントロダクション

作品スチール

 韓国から留学してきた女の子・ソラと、ガラスびんを集めるのが趣味のちょっと変わったおじさん・松元。映画『今度の日曜日に』は、偶然に出会ったそんなふたりが、次第に心を通わせていく様をほのぼのと描いていく。
 仕事で失敗してばかりのドジな男・松元を演じるのは、歌舞伎にとどまらずドラマや映画『阿修羅城の瞳』『蝉しぐれ』など幅広いフィールドで活躍する市川染五郎。本作では従来のスマートなイメージを覆す、さえない中年男に挑み、新境地を開いた。
 そしてソラ役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる歌手のユンナ。韓国出身で、2004年の日本デビュー以来、「ほうき星」「タッチ」などヒット曲を連発し人気となった。本作では初出演とは思えないたしかな演技でソラを演じ、新たな一面を見せている。
 さらに、ソラが学ぶ大学の教官役として監督・ミュージシャンでもある竹中直人、ソラの母に韓国の国民的俳優チョン・ミソン、ソラの先輩に注目の韓国若手俳優ヤン・ジヌ、ソラの友人に幅広く活躍する大和田美帆など、共演陣にも魅力的なキャストが揃った。
 監督・脚本は、デビュー作『いつものように』が各国の映画祭に招待され、日本映画プロデューサー協会新人賞を獲得されるなど高い評価を獲得したけんもち聡。第2作『ここに、幸あり』では玄界灘の離島を舞台にした監督が、今回は信濃路を舞台に、人と人の出会いが生むドラマを、あたたかで素朴なタッチで描き出した。
 ふとした出会いが生んでいく心の絆を描いた本作は、観る者の心を温かくしてくれるような、優しい作品となっている。

ストーリー

作品スチール

 ソウルで暮らす女子高生のチェ・ソラ(ユンナ)は、日本に留学し映像の勉強をする先輩のイ・ヒョンジュン(ヤン・ジヌ)とビデオレターを交わすうちに、自分も日本で映像を学ぶことを決意する。
 そしてヒョンジュンの留学から1年後、ソラは日本の長野県にある信濃大学に入学した。さっそくヒョンジュンのアパートを訪ねるが、ヒョンジュンのバイト仲間の大村(中村俊太)から、ヒョンジュンが家庭の事情で休学して韓国へ戻ったと聞かされる。ヒョンジュンが自分になにも知らせてくれなかったことにショックを受けるソラ。
 やがて秋になるが、ソラはいまだに日本での暮らしに馴染めずにいた。映像実習の課題「興味の行方」の題材も決められずに悩むソラは、校内でドジな用務員を見かける。その用務員はその後、大遅刻するピザの配達人として、ふたたびソラの前に現われるのだった。
 教官の神藤(竹中直人)を通じてヒョンジュンが退学届けを出すため来日することを知ったソラは、久しぶりにヒョンジュンと再会を果たすが、自分の想いがヒョンジュンに届かないことを知ることになる。落胆し、夜明けの街を歩くソラが見かけたのは、新聞配達をするあの用務員=ピザ屋の姿だった。
 ソラは用務員・ピザ屋・新聞配達とみっつの仕事を掛け持ちする松元(市川染五郎)に興味を持ち、彼を映像実習の題材にすることを思いつく。寝る間もないほど働き、拾ったガラスびんを心の拠り所とする松元。最初は出演を渋っていた彼も、ソラの熱心さについに出演をOKした。松元が休みの「今度の日曜日に」撮影は始まる――。

キャスト

  • 市川染五郎
  • ユンナ

  • ヤン・ジヌ
  • チョン・ミソン
  • 大和田美帆
  • 中村俊太

  • 峯村リエ
  • 樋口浩二
  • 谷川昭一郎
  • 上田耕一

  • 竹中直人

スタッフ

  • 監督・脚本:けんもち聡

  • プロデューサー:小澤俊晴/恒吉竹成/植村真紀/齋藤寛朗
  • 企画協力:武藤起一

  • 撮影:猪本雅三
  • 照明:赤津淳一
  • 美術:野口隆二
  • 録音:浦田和治
  • スタイリスト:小里幸子
  • 音響効果:柴崎憲治
  • 編集:李英美
  • スクリプター:内田絢子
  • 助監督:荻野馨
  • 製作担当:毛利達也
  • ガラスびん監修:庄司太一

  • 主題歌:ユンナ「虹の向こう側」(SISTUS RECORDS)
  • 音楽:渡辺善太郎

  • 製作:ディーライツ
  • 製作賛助:角川出版映像事業振興基金信託
  • 支援:文化庁
  • 協力:日本ガラスびん協会
  • 制作・配給:ディーライツ

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