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作品スチール

笑う警官

監督:角川春樹
出演:大森南朋 松雪泰子 宮迫博之 ほか

2009年11月14日(土)より全国ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 ひとりの女性警察官が変死体で発見された。容疑者となった同僚の巡査には、異例の射殺命令がくだされる。あまりに性急な決定に違和感を感じた警部補は、仲間たちと独自に捜査を開始する。彼らに残された時間は、24時間……。
 2002年に実際に北海道警察で起きた組織ぐるみの事件をヒントにした佐々木譲の小説『笑う警官』が待望の映画化を果たした。
 のちに「道警シリーズ」としてシリーズ化されることになり、警察小説ブームの先駆けとなった金字塔的作品の映画化に挑んだのは角川春樹。数々の話題作を手がけてきた日本映画界の風雲児が、実に12年ぶりに監督をつとめる。
 自ら脚本も執筆した角川監督のもと、豪華な実力派キャストが揃った。警察内部の闇に迫っていく警部補・佐伯宏一には日本映画界に欠かせない存在であり『ハゲタカ』主演でさらに知名度を増した大森南朋。佐伯に協力する刑事・小島百合には主演作『余命』のほか『クヒオ大佐』など出演策が続く松雪泰子。殺害事件の容疑者となる巡査・津久井卓には俳優としても着実にキャリアを重ねているお笑いコンビ・雨あがり決死隊の宮迫博之。さらに、忍成修吾、蛍雪次朗、野村祐人、伊藤明賢、大友康平、鹿賀丈史ら共演陣がその個性で物語を彩っていく。
 名カメラマン・仙元誠三と照明の渡辺三雄が緊迫感あふれる映像を生み出し、大島ミチルの音楽が物語を一層盛り上げる。また、ホイットニー・ヒューストンが主題歌を担当しているのも話題だ。
 果たして、警察の正義とは? 『笑う警官』が、警察内部の闇に鋭く迫る。

ストーリー

作品スチール

 札幌市内のアパートで、北海道警生活安全課に所属する水村麻美巡査の変死体が発見された。県警本部のキャリアたちも駆けつけ、死体発見からわずか5時間後には、水村巡査の元交際相手である道警の津久井卓巡査(宮迫博之)が容疑者と断定される。現場からは覚醒剤も発見され、捜査本部は行方不明の津久井に対して射殺命令をくだす。だが、大通署刑事第一課の警部補・佐伯宏一(大森南朋)は、殺人や薬物使用の証拠がない段階での異例の決定に疑念を感じていた。
 かつて津久井と捜査をともにしたこともある佐伯は、元道警の警察官であるマスター(大友康平)が営むバー“BLACK BIRD”へ小島百合(松雪泰子)をはじめとする大通署刑事第一課の主要メンバーを集める。翌日の午前10時には、道警本部の裏金疑惑について、現職の警察官が証言台に立つ百条委員会が予定されていた。百条委員会と水村巡査殺害事件の間には、なにか関係があるのではないか? 佐伯たちは疑惑を深めていく。
 佐伯たちが秘密裏の捜査を進める一方で、道警本部はSIT(特殊犯罪捜査係)を出動させ、札幌の街は機動隊が配備される厳戒態勢となっていた。
 やがて佐伯たちは北海道警察内部の“闇”へと足を踏み込んでいく。思いもよらない真実が明らかになっていき、いままで佐伯たちが信じていた“警察の正義”が裏切られていく中で、百条委員会の時間は迫る。そこに待っていたのは、予測不能の結末だった――。

キャスト

  • 佐伯宏一:大森南朋
  • 小島百合:松雪泰子
  • 津久井卓:宮迫博之

  • 新宮昌樹:忍成修吾
  • 植村辰男:蛍雪次朗
  • 町田光芳:野村祐人
  • 岩井隆:伊藤明賢

  • マスター:大友康平
  • 浅野貴彦:矢島健一
  • 石岡正純:鹿賀丈史

スタッフ

  • 製作・脚本・監督:角川春樹

  • 原作:佐々木譲「笑う警官」(ハルキ文庫)

  • 撮影:仙元誠三
  • 照明:渡辺三雄

  • 音楽:大島ミチル
  • 主題歌:ホイットニー・ヒューストン「夢をとりもどすまで」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)

  • 製作:「笑う警官」製作委員会
  • 配給:東映

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