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作品スチール

板尾創路の脱獄王

監督:板尾創路
出演:板尾創路 國村隼 ほか

2010年1月16日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

2009年/カラー/アメリカンビスタ/DTSステレオ/94分

イントロダクション

作品スチール

 独特のお笑いセンスで熱狂的な支持を集める板尾創路(いたお・いつじ)。執筆活動や音楽などにも活躍の場を広げ、俳優としても唯一無二の存在感を放つ奇才が、『板尾創路の脱獄王』でついに映画監督デビューを果たす。
 舞台は戦前の日本。どんな厳重な牢からも抜け出し“脱獄王”との異名をとることになったひとりの男。脱獄しては捕えられ、また脱獄を繰り返す男の真の目的とは?
 “脱獄王”と呼ばれるようになる主人公・鈴木雅之を演じるのは板尾自身。寡黙で無表情、ミステリアスな鈴木は、まさに板尾にしか演じることのできないキャラクターだ。そして鈴木を追う看守の金村役で、板尾が脚本執筆時からイメージしていたという名優・國村隼が渋みのある演技を披露。さらに津田寛治、阿藤快、石坂浩二ら実力派に加え、お笑い界からぼんちおさむ、オール巨人、木村祐一、宮迫博之、千原せいじらが個性を発揮し、上方落語の重鎮・笑福亭松之助も特別出演している。
 脚本作りには増本庄一郎と山口雄大という“俳優・板尾創路”をよく知るふたりの映画監督が協力。山口雄大は現場にも参加し、主演と監督の二役をつとめる板尾をバックアップした。
 撮影は愛知県にある博物館明治村内に移築されている歴史的な建築物などを用いておこなわれ、板尾の徹底したこだわりにより、時代を感じさせるヴィジュアルを実現している。
 緻密に構成されたプロットと卓越した映像センス。第1作にしてすでに“板尾ワールド”を確立させた映画監督・板尾創路のデビューは、2010年の日本映画界注目の“事件”だ。

ストーリー

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 嵐の夜、落雷による停電で暗闇に包まれた刑務所に警笛が響きわたった。絶対に逃げ出すことのできないはずの独房から“あの男”が脱獄したのだ。稲光の中、建物の屋上に、その男、鈴木雅之(板尾創路)の姿が浮かび上がった――。
 その夜から遡ること11年。金村(國村隼)が看守として働く信州第二刑務所に鈴木が移送されてきた。無口で無表情、胸に逆さ富士の刺青を入れた鈴木は、拘置所を2度抜け出したといういわく付きの囚人であった。そして収監されてからわずか1時間、鈴木が脱獄したとの報せが刑務所内を駆け巡った。刑務所の威信にかかわる事態に総力を挙げた捜索が開始され、刑務所にほど近い線路沿いで鈴木の身柄は確保された。
 なぜ、鈴木は見つかりやすい線路沿いを目指したのか? 奇妙な囚人に興味をひかれた金村は、出世の道を断り刑務所に残ることを決める。そして金村の休暇中にまたしても鈴木は脱獄、急を聞いて駆けつけた金村に捕えられるのだった。
 その後も鈴木はどんな刑務所や拘置所に移されても脱獄を繰り返し、いつしか“脱獄王”の異名をとり、漫画の題材となるまでになっていた。もともと鈴木の犯した罪は微罪で刑期はとっくに終了しているはずだったが、脱走を繰り返すことによって、刑期は膨れ上がる一方だった。
 やがて、戦争に向けて社会状況が緊張の色を増していく中、司法省の役人となっていた金村は、脱獄を繰り返す鈴木が2度と世間に戻ってくることのできない“監獄島”送りになることを知る。鈴木を見届けたいという想いにとらわれた金村は、鈴木の移送に同行を申し出る――。

キャスト

  • 板尾創路
  • 國村隼

  • ぼんちおさむ
  • オール巨人
  • 木村祐一
  • 宮迫博之
  • 千原せいじ
  • 阿藤快
  • 津田寛治
  • 笑福亭松之助(特別出演)
  • 石坂浩二

スタッフ

  • 監督:板尾創路

  • 脚本:増本庄一郎/板尾創路/山口雄大
  • クリエイティブ・ディレクター:山口雄大

  • 企画:板尾創路
  • 製作代表:吉野伊佐男/大崎洋/井上泰一
  • 製作統括:白岩久弥
  • エグゼクティブプロデューサー:橋爪健康/水上晴司
  • チーフプロデューサー:水谷暢宏/岡本昭彦
  • プロデューサー:片岡秀介/仲良平/田島雄一/菊井徳明/小西啓介/鳥澤晋

  • 撮影:岡雅一
  • 照明:松隈信一
  • 録音:久連石由文
  • 美術:福田宣

  • 音楽:めいな Co.

  • 制作協力:ファントム・フィルム/パイプライン
  • 制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
  • 製作:吉本興業/角川映画
  • 配給:角川映画

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