とびだす絵本３Ｄ

総合監督：たかたまさひろ
声の出演：堀江美都子　ほか

２０１０年10月23日(土)よりシネマイクスピアリほか全国順次公開

２０１０年／カラー／デジタルハイビジョン／16:9／5.1ch／30分

　小さな子供に、大人が絵本を読んで聞かせるような、優しくあたたかい３Ｄ映画がこの秋、スクリーンに登場する。『とびだす絵本３Ｄ』だ。
　原作となったのは、１９７４年の初版刊行以来、36年にわたり世代を越えて親しまれている絵本「ねずみくんのチョッキ」（作：なかにしよしを、絵：上野紀子）。同じ作者による「りんごがたべたいねずみくん」「ねずみくん、うみへいく」の“ねずみくん”シリーズ３作に、やはりロングセラー絵本として親しまれているまつおかたつひで作・絵の「ぴょーん」「しりとり」を加えた、全５作の短編で『とびだす絵本３Ｄ』は構成されている。
　短編アニメなどを数多く手がけてきたたかたまさひろ総合監督のもと、絵本の柔らかなタッチをそのままアニメにしたような、ぬくもりの伝わる映像が生み出された。
　声の出演とエンディングテーマの歌を担当したのは、歌手として数多くのアニメ番組の主題歌を担当し、また声優としてもさまざまなアニメキャラクターを演じてきたミッチこと堀江美都子。“アニメソングの女王”との異名も持ち、幅広い層に親しまれている声の持ち主が、スクリーンから子供たちに優しく読み聞かせる。
　ユーモラスなストーリーに笑いのこぼれる「ねずみくん」シリーズ、映像に合わせて体を動かしたくなる「ぴょーん」、一緒に言葉遊びを楽しみたくなる「しりとり」。手に汗握るような激しいアクションではないけれど、映画館で“体験する”、３Ｄ映画の新しいあり方を提案する作品だ。

• 唄と声：堀江美都子

• 総合監督：たかたまさひろ


• 原作：なかえよしを・上野紀子「ねずみくん」シリーズ／まつおたつひで「ぴょーん」「しりとり」


• 映像企画・制作：勝鬨スタジオ
• ３Ｄ映像企画・制作：キュー・テック
• 協力：ポプラ社
• 配給協力：メイジャー
• 配給：ローソンエンターメディア