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作品スチール

骨壷

監督:永江二朗
出演:松原夏海 横山ルリカ 宮崎里奈 篠崎愛 ほか

2012年5月26日(土)よりワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか全国順次公開

イントロダクション

作品スチール

 その骨壷の収められた遺灰を口にしたものは、必ず死を遂げる。そんな噂のある骨壷が、いま、開かれようとしていた……。
 AKB48の松原夏海、アイドリング!!!の横山ルリカ、SUPER☆GiRLSの宮崎里奈、Aell.の篠崎愛。現在、日本のエンターテイメント界を華やかに彩るアイドルグループの4人が、人気作家・山田悠介の短編を映画化した『骨壷』でホラー映画に挑む!
 『骨壷』の主人公は、周囲から「空気」扱いされている地味な女子高生・絵里。友人の美津子が男性教師からしつこく迫られていることを知った絵里は、美津子を守るため禁断の骨壷に手を伸ばしてしまう……。
 絵里を演じる松原夏海は、落ち着いた演技で陰のある少女の“弱さ”と“強さ”をしっかりと表現。横山ルリカは絵里への複雑な想いを抱く美津子を好演しており、ふたりのアイドルが描き出す絵里と美津子の関係性も見どころのひとつだ。そして宮崎里奈は刺々しさを持った涼子役で、篠崎愛は胸に密かな想いを隠した果穂役で、それぞれ力のこもった演技を見せている。
 さらに、坪内守が男性教師・市田の屈折した内面を体現、刑事役の金山一彦が豊富なキャリアに裏打ちされた渋みのある存在感で作品に奥深さを与えている。
 脚本は『×ゲーム2』などの赤松義正。監督は『こっくりさん 劇場版』『2ちゃんねるの呪い 劇場版』など、ホラー作品を数多く手がけている永江二朗がつとめている。
 4人のアイドルが、キラキラした魅力を振りまくステージ上の姿からは一転、体当たりで“恐怖”に挑んだ『骨壷』。“呪い”が次に選ぶのは、誰だ……。

ストーリー

作品スチール

 地味でおとなしく、周囲に馴染めない絵里(松原夏海)。学校の人気者でいつもみんなの中心にいる美津子(横山ルリカ)。同じ高校に通いながらもほとんど会話を交わすことすらないふたりだが、中学のころまでは仲がよく、絵里はいまでも美津子を大切な友人だと思っている。
 ある日、美津子が教師の市田(坪内守)からしつこく迫られていることを知った絵里は、美津子への友情を示すため、ある決意を胸に森へと向かった。“その骨壷の中の遺灰を飲み込んだものは、必ず死を遂げる”。そんな噂が広まっている墓があった。絵里は、森の奥の墓地で噂の墓を探しあてると収められた骨壷から遺灰を持ち出した……。
 絵里から遺灰を渡された美津子は、友人の涼子(宮崎理奈)と果穂(篠崎愛)とともに、なかば面白がるようにして遺灰を市田に飲ませようとする。遺灰を飲み物に混ぜて市田に渡すことには成功したが、それを飲んだのは市田ではなく、ほかの教師だった。やがて、遺灰の入った飲み物を飲んだ教師はなんの前触れもなく窓から身を投げて命を絶ち、奇妙なことにその遺体からは右腕が失われていた。
 教師の死は、やはり骨壷の呪いの力なのか? 想像を越えた現実に直面し戸惑う美津子たち。飛び降り事件の捜査をおこなう刑事・巻(金山一彦)は、事件の陰にただならぬものがあることを感じていた。
 絵里と美津子、涼子、果穂の4人それぞれが抱える想いは、4人の関係に変化をもたらしていく。次に呪いの犠牲となるのは誰なのか? 呪いの恐怖が迫る中、絵里はただひたすらに美津子を守ろうとする……。

キャスト

  • 室田絵里:松原夏海(AKB48)
  • 赤星美津子:横山ルリカ(アイドリング!!!)
  • 今井涼子:宮ア理奈(SUPER☆GiRLS)

  • 佐竹昇:絲木建太
  • 市田雅雄:坪内守

  • 巻信三郎:金山一彦

  • 佐伯果穂:篠崎愛(AeLL.)

スタッフ

  • 監督:永江二朗

  • 原作:山田悠介「骨壷」(角川文庫「8.1Horror Land」収録)
  • 脚本:赤松義正

  • 製作:熊澤芳紀/酒匂暢彦
  • プロデューサー:辻畑秀生/上野境介/平野貴之
  • ラインプロデューサー:酒井明

  • 撮影:工藤哲也
  • 照明:福長弘章
  • 録音:宋晋瑞
  • 美術:山下修侍

  • 宣伝・配給:ジョリー・ロジャー

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