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作品スチール

ナナとカオル 第2章

監督:清水厚
出演:栩原楽人 青野未来 ほか

2012年9月8日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー

2012年/ビスタサイズ/75分

イントロダクション

作品スチール

 美人で優等生のナナと、さえない男子のカオル。幼なじみの高校生ふたりは、あるきっかけから秘密のSMプレイにはまっていく……。甘詰留太の人気コミックを実写映画化した『ナナとカオル』は“高校生のSMプレイ”という題材が話題となりヒットを記録した。そして続編を望む声に応えて、待望のシリーズ第2弾『ナナとカオル 第2章』が登場する!
 前作でSMプレイという“秘密の息抜き”を知ったナナとカオルが、今回は長野を訪れる。天女伝説の舞台となった地でナナとカオルがおこなうのは、天女伝説をなぞるかのようなSMプレイ……。
 やらしい妄想をめぐらすグズグズの童貞男子・カオルを前作に続いて演じるのは、主演作『純情』や大河ドラマ「龍馬伝」などの栩原楽人(とちはら・らくと)。前作で従来のイメージを打ち壊した栩原は、今回はすでにはまり役とも思える演技で、妄想と純粋な想いを抱えたカオルの葛藤を見事に表現している。
 そしてナナ役には映画「青春H」シリーズなどに出演する期待の新星・青野未来(あおの・みく)が抜擢された。清楚な顔立ちとスタイルのよさはまさにナナ役にぴったり。ナナの抱える複雑な心理をていねいに演じている。
 もちろん、緊縛やスパンキングなどSMプレイシーンは実際にふたりが体当たりで挑み、リアリティのある映像を生み出した。
 監督・脚本は前作に続き清水厚。前作ではスカイツリー建設で変わりゆく風景の中で「移ろいゆく青春の切なさ」を切り取った清水監督は、本作では歴史ある長野を舞台に、前作とは少し違ったナナとカオルの関係性を描いてみせた。
 これ以上なく過激で、これ以上なくピュアな高校生の青春ラブストーリーが、ここに完成した。

ストーリー

作品スチール

 高校2年生のナナ(青野未来)とカオル(栩原楽人)は小学校からずっと一緒の学校に通う幼なじみ。美人でスタイル抜群、成績優秀で生徒会副会長をつとめるナナに比べて、カオルはといえば、やらしい妄想を膨らませてばかりのさえない童貞男子。だが、あるきっかけからナナとカオルはふたりだけの秘密を持つようになった。それは、つねに“いい子”でいるために気を張っているナナの“息抜き”と称したSMプレイだった。ときにはほかの生徒たちがいる校舎の中で、ナナとカオルはこっそりと“息抜き”をおこなう……。
 3年生の卒業式を終えて迎えた春休み。以前、ナナたちの学校に勤務していた女性教師の富島先生(津留崎夏子)から生徒会宛てにメールが届いた。いま先生が勤めている長野にあるパワースポット巡りをしないかという誘いだった。ナナはカオルに一緒に行かないかと声をかけるが、ナナの上から目線の誘い方に腹を立てたカオルはぶっきら棒に断ってしまう。
 生徒会のほかの生徒も都合がつかず、ひとりで長野へとやって来たナナは、富島先生と地元の高校生グループと合流し、天女伝説ゆかりのスポットを巡りはじめる。その道中でナナが目にしたのは、温泉旅館の法被を着たカオルの姿! カオルは“たまたま”近くの温泉旅館でバイトをしているという。
 結局、カオルも一緒にスポット巡りをすることに。ナナとカオルはスポット巡りの最中にも、地元の生徒たちに隠れて、天女伝説を再現するかのような“息抜き”を始めるのだった。そして、山中で道に迷ってしまったナナとカオルは、人気のない古民家へと入り込み、一夜を過ごすことになる……。

キャスト

  • 栩原楽人
  • 青野未来

  • 染谷俊之
  • 浅居円
  • 津留崎夏子
  • 鈴木築詩

  • 瀬戸早妃

スタッフ

  • 監督・脚本:清水厚

  • 原作:甘詰留太「ナナとカオル」(白泉社「ヤングアニマル」「ヤングアニマル嵐」連載)

  • 製作:大島満
  • チーフ・プロデューサー:茶ノ前香
  • プロデューサー:穂山賢一/太田裕輝

  • 撮影:西久保弘一
  • 照明:南園智男
  • 録音:功刀康久
  • 美術:石毛朗
  • スタイリスト:EIKI
  • ヘアメイク:コウゴトモヨ
  • 緊縛指導:荊子
  • 助監督:森木正己
  • 制作担当:平山高志/上岡真

  • 音楽:山田稔明
  • 主題歌:山田稔明「あさってくらいの未来」

  • 宣伝・配給協力:太秦
  • 制作協力:スピリッツ・プロジェクト
  • 製作・配給:バップ

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