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作品スチール

埼玉家族

監督:福山功起/加瀬聡/角川裕明/完山京洪
出演:鶴見辰吾 伊藤かずえ 大野拓朗 森田涼花 ほか

2013年10月12日(土)より 新宿ピカデリー、MOVIX川口、なんばパークスシネマにて公開

2013年/カラー/104分

イントロダクション

作品スチール

 埼玉県に住む山下家は、両親と息子、娘の4人家族。平凡な家族に見える山下家だが、家族のひとりひとりはそれぞれ誰にも明かすことのない悩みや不安を抱えている――。埼玉県と松竹がタッグを組んで送る『埼玉家族』は、娘、母親、父親、息子と、4人の家族ひとりひとりを主人公にした4編の短編からなるオムニバス映画だ。
 4編の短編を監督したのは、埼玉県にある「SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ」を拠点とする4人の若手監督。『埼玉家族』は、若手クリエイターを支援するSKIPシティのプロジェクト“GO-all”から生まれた。
 長女・若葉編「ハカバノート」は、福山功起が監督。元アイドリング!!!の森田涼花が主演の、高校生の少女とそのクラスメイトの、ちょっと切ない青春ストーリーだ。クラスメイト役で、ドラマで人気となった美山加恋が共演する。
 母・優子編「キャンディ」は、加瀬聡が監督。最終電車で出会った主婦と奇妙な女性の小さなロードムービーだ。優子役で主演をつとめるのはベテランの伊藤かずえ。若手の入来茉里が優子をいざなう奇妙な女性を演じる。
 父・哲編「父親輪舞曲」は、角川裕明が監督。厳しかった亡父の自分の知らない一面を知る男の物語をミュージカル形式で描く。主演をつとめるベテラン・鶴見辰吾をはじめ、水崎綾女ら共演陣もたっぷりと歌声を聴かせてくれる。
 長男・タカシ編「ライフワーク」は、完山京洪が監督。俳優として活躍の目覚ましい大野拓朗を主演に、自分の将来を見つめ直す青年のドラマを丹念に描き出した。井村空美、RIKIYA、佐津川愛美、阿部力の共演陣にも注目だ。
 ひとりひとりが集まって家族となるように、個性あふれる4本の作品が『埼玉家族』となり、あたたかな感動を届けてくれる。

ストーリー

作品スチール

ハカバノート

 学校の友達、先生、そして家族について。誰にも明かさない胸の内を「ハカバノート」と名付けたノートに書き込んでいる高校生の若葉(森田涼花)。ある日、若葉は「ハカバノート」を落としてしまった。ノートを拾ったのは、いつもひとりぼっちのクラスメイト・雪乃(美山加恋)。若葉は、ノートを返してもらうのと交換条件で、3日間だけ放課後に雪乃と一緒に行動することになった……。


キャンディ

 友人の結婚式に出席した優子(伊藤かずえ)は、うっかり帰りの電車で眠りこんでしまった。終点の駅でひとりの女性(入来茉莉)に起こされるが、財布や携帯電話の入ったバッグが見当たらない。途方に暮れる優子の手を取り、その女性は走り出した。戸惑いながらもやむを得ずその女性と行動をともにする優子。まったく言葉を喋らないその女性は、名前を尋ねると、小さなキャンディの缶を示す……。


父親輪舞曲

 飲料メーカーに勤める哲(鶴見辰吾)は、ある日、会社にひとりの女性の訪問を受ける。その女性・里香(水崎綾女)は、数年前に死んだ哲の父・岳が作詞した歌を歌う許可が欲しいという。だが、哲の知る父親は音楽を嫌っていた。子供のころから自分を厳しく押さえつけてきた父への割り切れぬ想いを抱いたまま、里香が所属するギターサークルを訪れた哲は、自分の知らない父親の姿を知ることになる……。


ライフワーク

 カメラマンのアシスタントとして働くタカシ(大野拓朗)は、実家を出て歳上の恋人・ナオコ(井村空美)と同棲中。師匠であるリョータは海外に拠点を移すことが決まっているが、タカシは自分がどうするかまだ曖昧で決められないままだ。そんな中、ナオコもふたりで暮らす部屋を出ていくと言い出した。自分を取り巻くものが少しずつ変わっていく中、タカシは改めて自分を見つめ直していく……。


キャスト

ハカバノート

  • 森田涼花
  • 美山加恋

  • 天童なこ
  • 森累珠
  • 関口あきら
  • 酒井晴人

キャンディ

  • 伊藤かずえ
  • 入来茉里
  • 斐ジョンミョン

父親輪舞曲

  • 鶴見辰吾
  • 水崎綾女
  • 尾崎龍士郎
  • 藍川ゆとり

  • 大石吾朗

ライフワーク

  • 大野拓朗
  • 井村空美
  • RIKIYA
  • 佐津川愛美

  • 阿部力

スタッフ

  • 制作:デジタルSKIP ステーション
  • 製作委員会:松竹/埼玉県
  • 配給:松竹 映像商品部

ハカバノート

  • 監督:福山功起
  • 脚本:福山功起/守山カオリ

キャンディ

  • 監督・脚本:加瀬聡

父親輪舞曲

  • 原案・監督・音楽:角川裕明
  • 脚本:中井ゆりこ

ライフワーク

  • 監督・脚本:完山京洪

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