日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページ作品情報一覧>作品情報:アラーニェの虫籠
作品スチール

アラーニェの虫籠

監督:坂本サク
声の出演:花澤香菜 白本彩奈 伊藤陽佑 片山福十郎 バトリ勝悟 ほか

2018年8月18日(土)よりシネ・リーブル池袋 ほか全国順次ロードショー

2018年/カラー/HD/5.1ch/75分(予定)

イントロダクション

作品スチール

 短編が国内外で高く評価されるアニメーション作家・坂本サク。押井守監督『イノセンス』やドラマ「MOZU」などに参加する気鋭のクリエイターが、初長編監督作『アラーニェの虫籠』で、前代未聞の「たったひとりで制作する長編アニメ」に挑んだ!
 制作のほぼ全工程をひとりで担うという意欲的なチャレンジに選ばれたジャンルはホラー。「怪談新耳袋」タイトル映像をはじめCG・VFXなどでホラー作品への参加も多い坂本サクを、人気作「心霊写真部」などのホラークリエイター・福谷修がプロデュースでバックアップ。『アラーニェの虫籠』は、これまでに類を見ない長編ホラーアニメとして完成した。
 舞台となるのは郊外の大型集合住宅。そこに越してきたばかりの女子大生・りんの周囲で不可解な事件が続き、やがてりんは奇怪な「虫」を目撃する。不思議な少女や民俗学研究者の青年との出会いを経て、りんが知るものとは……。
 主人公・りんの声は、現在トップクラスの人気を誇る声優・花澤香菜が演じ、怪異に翻弄されるりんを映像の中に息づかせている。そして、不思議な中学生・奈澄葉(なすは)に「仮面ライダーアマゾンズ season2」などの白本彩奈、民俗学研究者の時世(ときよ)に「心霊写真部」「特捜戦隊デカレンジャー」などの伊藤陽佑、呪術者・斎恩(さいおん)に片山福十郎、謎の青年・未可耶(みかや)にバトリ勝悟、さらに福井裕佳梨、土師孝也ら、豪華な声優陣が揃った。
 坂本サクが監督・原作・脚本・アニメーション・音楽の一人五役をつとめた『アラーニェの虫籠』は、強い作家性と幅広くアピールするエンターテイメント性をあわせ持った作品に仕上がった。「超絶絵師」の異名を持つ坂本サクが描くヴィジュアルは、この作品だけの感触を生んでいる。ほかのなににも似ていない『アラーニェの虫籠』の衝撃が、いま解き放たれる。

ストーリー

作品スチール

 女子大生のりん(声:花澤香菜)は、郊外に建つ大型集合住宅へと引っ越してきた。不動産屋の事前の説明とは異なる古く不気味な建物に不満を抱くりんだったが、気の弱さゆえに抗議することもできない。
 集合住宅の近辺では、女子高生が変死体で発見されるという猟奇事件が発生していた。りんが偶然に知り合った不思議な中学生の少女・奈澄葉(声:白本彩奈)は、事件に関して囁かれている噂をりんに話して聞かせる。
 ある夜、りんは、同じ集合住宅に住む老婆が救急車で搬送される間際、老婆の腕から大きな虫が飛び出すという信じがたい光景を見てしまう。だが、救急隊員は誰ひとりとして虫に気づく素振りすら見せない……。
 その出来事が気になり図書館で虫に関する本を調べていたりんは、時世(声:伊藤陽佑)という青年に声をかけられる。民俗学研究家だという時世は、りんに“心霊蟲”と呼ばれる虫の存在を伝え、かつてこの街が工業地域の中心だったころ、不可思議な虫の目撃例が相次いだこと、その虫の目撃者には変死を遂げた者もいたと告げる……。
 虫の恐怖に怯えるりんの周りでは奇妙な現象が続き、現実か幻覚なのか定かではない光景がりんを悩ませていく。やがてりんは、呪術者だという斎恩(声:片山福十郎)や、不可解な行動を見せる青年・未可耶(声:バトリ勝悟)と出会う中で、りんが住む集合住宅と虫に深い関係があることに気づいていく。
 一連の出来事の背後にある真実に近づいていくりん。同時にりんは、自分が心の奥底に封印していた過去とも向き合うことになる。虫の恐怖の先に、りんはなにを見るのか?

キャスト

  • りん:花澤香菜

  • 奈澄葉(なすは):白本彩奈
  • 時世(ときよ):伊藤陽佑
  • 斎恩(さいおん):片山福十郎
  • 未可耶(みかや):バトリ勝悟

  • 桐花(きりか):福井裕佳梨

  • 寺久保医師:土師孝也

スタッフ

  • 監督・原作・脚本・アニメーション・音楽:坂本サク

  • 製作・プロデュース・監修:福谷修

  • 主題歌:眩暈SIREN「その嘘に近い」(ワルプルギスRECOREDS)

  • 製作・宣伝:ゼリコ・フィルム
  • 配給:プレシディオ

スポンサーリンク