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『イズ・エー』作品情報
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津田寛治さん主演『イズ・エー』完成披露試写会
写真
舞台あいさつ出演のみなさん
左より、内藤剛志さん、斎藤歩さん、姜暢雄さん、水川あさみさん
小栗旬さん、津田寛治さん、藤原健一監督

 多くの作品に出演している俳優・津田寛治さんの初主演作品『イズ・エー』の完成披露試写会が9月14日、銀座ガスホールでおこなわれました。
 朝6時から並んだ方もおり、会場は満員。上映前には藤原健一監督と、津田さん、小栗旬さん、内藤剛志さんら、出演者による舞台あいさつがおこわれました。
 この作品は無差別殺人事件を起こした少年とその父親、事件で子供を失った刑事の3人を中心に、事件によって運命を変えられた人々の姿を描き、2004年のモントリオール映画祭にも正式出品された作品。藤原監督は「7年前に神戸児童殺傷事件というのがあったんですが、そのときに感じた被害者の周りの方はどう受けとめて生きていくんだろう、少年が社会復帰した時にその父親は少年をどう受けとめていくんだろうという疑問がモチーフになっています」とこの作品を作ったきっかけを話しました。
 主人公の刑事を演じた津田さんは、役作りに関し「役というよりは作品全体を考えたんです。ストーリー全体を考えている時点で役作り的なものはできていて、意識して役作りをするってことはこの作品についてはなかったですね」と話し、モントリオール映画祭での反応について「ブーイング覚悟で行ったんですが、映画が終わったあと、大体の人が話しかけてくるんですよ。イマジネーションを膨らまして自分なりの解釈をしているお客さんが多くて、それがすごく嬉しかったですね」と話していました。


劇場初監督となる藤原健一監督は「登場人物の感情、想いを素直に受けとめて、その感情の根源にある命の重さや尊さを考えていただければと思います」とあいさつ。
「この映画は観た人が何を感じるかが一番大事なところじゃないかなと思います。観終ったあとの感じというのを知ることができればと思っています」と話した津田寛治さん。
無差別殺人事件犯の少年・勇也役の小栗旬さん。「すごくみんなの熱がこもっている感じだったので、それに負けてらんないなという感じで、一生懸命やらしていただきました」
事件に巻き込まれた少女・うさぎ役の水川あさみさん。「救いようのない話だと思うんですけど、観終ったあとに、明るい方向に繋げていっていただきたいという映画だと思います」
勇也の友人・克次を演じた姜暢雄さん。「本格的な映画はこれが初めてで、とても思い入れの強い作品になりました。勇也と海に行くシーンが印象深かったです」
主人公の同僚刑事・潮崎役の斎藤歩さん。「非常に重いテーマではあるんですが、そのテーマをひねったり余計なことをせずに、真っ直ぐに取り組んだ作品を観ていただけたらと思います」
勇也の父・直輝役の内藤剛志さん。「加害者の父親をどう演じるかということではなくて、自分ならどうなんだろうと考え続けることが、この仕事だったような気がします」

 『イズ・エー』は、10月9日より、渋谷ユーロスペース にて公開。以降、全国順次公開が予定されています。


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