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“あがた森魚と函館港イルミナシオン映画祭”
写真
左からあがた森魚さん、TATSUO監督、古本恭一監督、松村浩行監督、ハルカさん、小林三四郎さん

 函館で毎年開催されているユニークな映画祭、函館港イルミナシオン映画祭の一環として開催されているシナリオ大賞の短編部門受賞作を映画化したオムニバス映画『Movie Box-ing』。この作品の公開を記念して、テアトル池袋で11月9日に“あがた森魚と函館港イルミナシオン映画祭”と題したトークイベントが開催されました。
 トークには、今年で10周年を迎える映画祭で第1回からディレクターをつとめているミュージシャンのあがた森魚さんと、今年から映画祭スタッフとして参加している俳優の小林三四郎さんが出演。函館港イルミナシオン映画祭の魅力について話しました。


あがた森魚さん(ミュージシャン/函館港イルミナシオン映画祭ディレクター)
1994年にぼく自身が監督して函館でロケした『オートバイ少女』という映画がありまして、ぼくが中学、高校時代に住んでいた函館山の山頂にクレモナホールという会場があるので、函館での上映会をやろうということで始めたのが1995年の第1回目の映画祭だったんですね(当時は函館山ロープウェイ映画祭)。そして函館は映画のロケやCMでもいろいろ使われているので、函館で映画を撮って発信するためのシナリオを募集する賞を作ったらどうかという案が出まして、シナリオ賞がスタートしたわけです。今までに長・短編あわせて10本くらい映画化されています。ほんとに10年やってもとっても小さな映画祭です。もちろんぼくらは映画が大好きだし、映画を共有しあうことが第一目的なんですけども、ふと映画を観終わって、函館山から街の灯りを見ながら、あるときは雪が降っている函館の街に下りていって、何かを感じ取ってもらえる。それを体験していただければ非常に嬉しいです。

小林三四郎さん(俳優/函館港イルミナシオン映画祭スタッフ)
この映画祭は、映画を上映するだけでなく、映画を作る映画祭だというのが非常に魅力的なんです。普段、俳優をやっていると「あそこに行くと仕事があるかもしれないぞ」みたいな(笑)、魅力的な映画祭です。こじんまりした映画祭ではあるんですけど、日本の映画祭の中でも非常に珍しい映画祭であるのではないかなという印象を受けています。大きくなればいいというものではないような気がしますので、このままこの規模を保って、どんどん深く掘っていけばいいんではないかという感じがいたします。(今年の映画祭プログラムは)10周年ということで、基本的に日本映画の先鋭的な作品を選抜したという感じです。


 トーク後半では、12月に開催される函館港イルミナシオン映画祭の企画『ショートフィルム・マシンガン』で上映される『ZASHIKIオヤジ』のTATSUO監督、『アトムの光』の古本恭一監督、『よろこび』の松村浩行監督、そして女優で『シベリア超特急5』でマレーネ・ディートリッヒを演じているハルカさんも壇上に上がりあいさつをしました。
 小林さんは「いろんな人たちが出会えるオープンな場所にしていきたいなと思っています。ぜひこぞって函館に集結していただきたいと思います」と映画祭をPRしていました。


『2004函館港イルミナシオン映画祭』は前夜祭も含めて12月2日から5日までの4日間、函館山展望台クレモナホールを会場に開催されます(前夜祭は金森ホールで開催)。
 シナリオ大賞から生まれた『狼少女 〜Day After Tomorrow〜』(大滝純監督)の製作発表とプレミア上映、同じくシナリオ大賞から生まれた『Movie Box-ing・2』(月川翔監督・斉藤玲子監督・園子温監督)のプレミア上映、2004年ぴあフィルムフェスティバルグランプリ・バンクーバー国際映画祭グランプリ受賞作で2005年一般公開予定の『ある朝スウプは』(高橋泉監督)のプレミア上映、若手監督の作品を集めた企画『ショートフィルム・マシンガン』をはじめ多くの作品が上映され、映画祭ゆかりの多数のゲストも参加予定です。
 前夜祭では、映画祭10周年記念として、ムーンライダーズの白井良明さんらをゲストに迎えたあがた森魚さんのライブも開催されます。


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