舞台狭しと並んだ女池充監督（左端）はじめ総勢13名の舞台あいさつ出演者

　ピンク映画界で注目を集める女池充監督の作品『花井さちこの華麗な生涯』が11月26日よりポレポレ東中野でレイトショー一般公開されました。この作品はピンク映画として製作された作品に30分の未公開シーンを加え＜インターナショナル・バージョン＞として再編集したもので、ぴあフィルムフェスティバルや海外の映画祭で高評価を受けての凱旋一般公開となったものです。
　上映前には舞台あいさつがおこなわれ、女池監督、脚本の中野貴雄さん、主演の黒田エミさんはじめとする主演キャストに加え、ほぼすべての出演者総勢13人が登場。映画に登場する大国首脳も乱入し、映画公開を賑やかに盛り上げました。

映画初主演で主人公・花井さちこを演じた黒田エミさん

某国の工作員・キムを演じた伊藤猛さん

大学教授・佐伯を演じた螢雪次朗さん

贈られた花束を抱えた女池充監督

小道具を持って登場した脚本の中野貴雄さん

　佐伯教授役で出演している螢雪次朗さんは女池監督について「単なる映画オタクか、あるいはとんでもない天才監督かどっちかだろう」と印象を話し、「エロとギャグと暴力をたくさん盛り込んだ、毒のある映画を作っていただいて、日本のふやけた状況に大きな風穴を開ける映画を作って欲しい」とエール。女池監督はそのエールに「善処します」と答え、「観ていただいた方の琴線（“ことせん”と発音）にどっかしら触れるところがあると思いますので最後まで観てください」と観客へメッセージを話しました。