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『怪談新耳袋 ノブヒロさん』作品情報
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「怪談 新耳袋」制作発表会見
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怪異に見舞われる家族を演じた嶋田久作さん、桐谷美玲さん、星野真里さん、小池里奈さん
原作「新耳袋」著者の木原浩勝さん(左より)

 劇場用映画、テレビシリーズとさまざまに形を変えて展開する人気ホラーシリーズ「怪談 新耳袋」のテレビシリーズ最新作となる第5シリーズの制作発表会見が6月13日にTBSでおこなわれました。
 日本だけでなく、世界各国でも高い人気を誇っている「新耳袋」シリーズですが、今回のシリーズでひとまず完結。今シリーズでは5分の短編というこれまでのスタイルを踏まえつつ、シリーズ20作全話がひとつの家族の周りで起こる出来事という新たな設定が加わりました。父と三人姉妹の“佐藤家”に起こる怖ろしく、奇妙な出来事を、吉田秋生、佐々木浩久、井口昇、村上賢司、三宅隆太の5監督が描いていきます。
 会見には、佐藤家一家を演じる嶋田久作さん、星野真里さん、桐谷美玲さん、小池里奈さんと、原作者の木原浩勝さん、丹羽多聞アンドリウプロデューサーが出席しました。


佐藤家長女・瞳役:星野真里さん
三姉妹の長女をやらせていただきまして、ふたりの若い妹と一緒にキャピキャピとホラー映画を撮らせていただきました(笑)。
 監督から「ホラーでは驚く表情がすごく重要になるので研究してきてください」というようなお話があって、自分なりにいろいろ考えて撮影に臨みました。驚くとか、叫ぶ、悲鳴を上げるというようなことが多くて、毎回同じではいけないし、どうやったら変わるんだろうとか、最終的にはどれくらい自分が驚いているんだろうってことを考えながらやらせていただきました。ホラー作品が精神的にも体力的にもものすごく大変なんだなってことがわかったんですけど、そういう大変なものが好きなので、お話があればまた挑戦できたらと思っています。
 「新耳袋」のラストを飾るにふさわしい、見応えのある20作品になったと思います。ひとりでも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
佐藤家次女・凛役・桐谷美玲さん
私はホラードラマは初めてだったのですごく緊張して、怖い表情とかをどう作ればいいのか不安だったんですが、監督や共演者の方々に教えていただき、なんとか無事終わることができました。監督ひとりひとり撮りたい映像が違ってて、驚きの表情とかも違うんですね。それで「今日はもっとすごい表情をしてみよう」みたいな感じで言われたのが難しくて、毎日大変でした。でも、みなさん優しく教えてくれたので、ほんとうにやりやすかったです。
 私はホラーが好きで、みんなでビデオやDVDを借りて観るのも好きですし、家に誰もいないときにひとりで『呪怨』を観たら、怖かったけど楽しかったです(笑)。今回ロケ地が『呪怨』と同じだったので「あーあの階段だ!」とか嬉しかったです(笑)。一生懸命頑張ったのでぜひ観てください。
佐藤家三女・綾役:小池里奈さん
ホラードラマは初めてで、自分がホラーが苦手なのでとっても怖かったです。撮影中は首吊りの死体に近づかなければならないところがあって、ほんとに怖くて泣いちゃったんですけど、見つめているうちに段々慣れて、最後には握手もできて良かったです(笑)。現場の雰囲気がとても賑やかで、監督さんやスタッフさんもみなさん優しかったり面白かったり、とても楽しく撮影できました。
 ホラーが初めてなので、驚きの表情とか、お化けをみて「ワーッ」ていう表情とか、どういう風に演じていいのかわからなかったんですが、それぞれの監督さんに怖い表情をするときのコツとかいろいろ教えていただいて、なんとかできたっていう感じです。
 さっき(試写で)観たのも怖かったんで、ぜひみなさんも観てください。
佐藤家の父親・拓郎役:嶋田久作さん
三姉妹の父親役で、一番上が24歳という話だったので、自分にできるかなってちょっと不安だったんです。だけど、ちょうどお話をいただいたときにサッカーの日本代表の選考が盛り上がっていまして、巻さんのお父さんが51歳でぼくと同い年で、すごくハツラツとした姿を拝見して、なにか吹っ切れてやらせていただくことができました。
 監督さんたちも個性豊かな方たちばっかりで、同じホラーということに対してのアプローチがこんなにあるんだということを気づかされました。ぼくは驚かす方は何回かやったことあったんですけど、驚かされる方っていうのはやったことがなくて、類型的な芝居になってしまうんじゃないかという懸念も感じてたんですけど、監督各々の撮りたいビジョンがはっきりしていたので自然とわかってきて、あんまり悩まずにできました。
 今日、できあがった作品を拝見して、こんな怖い話だったのかって気づいて、この家族はすごく不幸だと思いました(笑)。
原作「新耳袋」著者・木原浩勝さん
試写のときに三女役の小池さんが「怖くて画面が見られなかった」ということで「このシリーズはいける!」と確信しました。わずか5分のショートコンテンツですけど、ご覧の通り豪華な配役と、テレビや映画でバリバリに活躍している監督陣に撮っていただいたシリーズがこの「怪談 新耳袋」です。ご覧になっていただくと「まだ終わらないの?」という5分もあれば「えっ、もう終わったの?」という5分もあります。それだけの密度が5分の中に凝縮されています。ひとつの映像の新しい見せ方という切り口もこの作品にはあると思いますし、その決定打が出ました。それもここにいらっしゃるみなさまのおかげだと思っています。
丹羽多聞アンドリウプロデューサー
3年前に「怪談 新耳袋」を立ち上げた際に、隣にいる原作の木原さんから「100話やると祟られるので99で終わるように」と、きつく言われました。実は今回の20作をもってちょうど99作目となって、ひとつの区切りを迎えることとなりました。
 第1シリーズから、20作に1話ずつ主役がいるという作り方でやって来たんですが、前回のシリーズで、黒川芽以ちゃんが演じる女の子が20作のうち10作に関わっていくというのをやりまして、ひとつの連作の中で主人公が変わらないという作り方に手応えを感じました。それで今回はいっそのこと家族にしてしまおうと、この4人の方々にお願いしました。すごく不幸な目に遭う家族なんですが、特にお父さん役の嶋田さんがすごく飄々とされていて、幽霊が来ても吹き飛ばしてしまうような絶妙のキャスティングができたんじゃないかと自負しております。佐藤という名字は日本で一番多い名字なので、全国の佐藤さんが観てくれたらなと思っております(笑)。

 現在のホラーブームに大きな影響を与えてきたシリーズの最終作である「怪談 新耳袋」第5シリーズは7月8日より全20作を4夜にわけて放送されます。
 また、長編劇場作第2弾となる映画『怪談新耳袋 ノブヒロさん』が7月22日より六本木シネマートにて公開されます


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