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『こわい童謡』特別披露試写会

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映画の中では見られない明るい笑顔を見せる出演者たち。左から、真壁亜里砂役の悠城早矢さん、栗原美咲役の霧島れいかさん、宇田響子役の安めぐみさん、主題歌を歌うキリトさん、福谷修監督

 古くから伝わる童謡に秘められた恐怖を描いたホラー・ミステリー『こわい童謡』の特別披露試写会が7月3日にスペースFS汐留でおこなわれました。
 『こわい童謡』は、女子校を舞台に次々と起こる惨劇を描く「表の章」と、惨劇から5年後に音響分析官が事件の謎に迫る「裏の章」の2本からなるデュアル・ムービー。この日の試写会は公開に先駆け「表の章」「裏の章」が1度に上映される唯一の機会とあって、観覧募集には短期間にも関わらず多数の応募が寄せられました。
 上映前には舞台あいさつがおこなわれ、福谷修監督、「表の章」出演の霧島れいかさんと悠城早矢さん、「裏の章」主演の安めぐみさん、「裏の章」の主題歌を担当したキリトさんが登場。
 「もともと怖がりでホラー映画は苦手」という安さんは「現場は笑いが絶えなくて楽しかったんですけど、撮影が廃校を使っているので待ち時間にひとりになると怖かったです」と撮影中のエピソードを紹介。逆に「怖いのが大好き」という霧島さんは「撮影中おトイレの鏡を見たら、黒い影がフッと通ったんです。それが嬉しくて」と「みんな怖がるといけないので言わずにいました」という恐怖体験を満面の笑顔で披露し、場内を沸かせました。

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音響分析官という役を演じるにあたり「いろいろ調べたりプロの方にお話をうかがったりして、自分なりに役作りをしていきました」という宇田響子役の安めぐみさん

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「ホラーがほんとに苦手な分野なので台本を読ませていただいた段階でも怖かったんですけど、一生懸命がんばりました」と、真壁亜里砂を演じた悠城早矢さん

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謎を秘めた合唱部顧問・栗原美咲を演じた霧島れいかさんは「謎を掴んでいる役だったので、それをうまく見せていくのが難しかった」と撮影を振り返りました

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「ただ怖いだけの歌詞や曲ではつまらないかなと思ったので、自分なりに謎を当てはめていって曲を作りました」と「裏の章」主題歌「拍動」を歌うキリトさん

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童謡の民俗学や音響研究について取材を重ね「今までのホラーから一歩突っ込んだものにしたくて、よりリアルに近いものを目指しました」と福谷修監督

 本作は“音”が重要なキーワードとなっており、福谷監督は「音響的な部分にも仕掛けがあって、実際の劇場の音響効果にもこだわっています」と映画の見所をアピール。安さんは「撮影が終わった今でも、童謡を聴くとゾゾッととしてしまうくらい恐怖を感じました。2部構成で変わった感じになっているので、楽しんでいただけるのじゃないかと思います」と舞台あいさつを締めくくりました。

 「表の章」で描かれた恐怖が「裏の章」では予想外の展開を見せていく“表裏一体”の作品となっている『こわい童謡』。「表の章」が7月7日より、「裏の章」が7月28日より、それぞれテアトル新宿にてレイトショー。ほか、全国順次ロードショーされます。

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