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『サンシャインデイズ』完成記者会見

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劇中の衣裳で登場した出演者たち
前列左から、斉藤慶太さん、西原亜希さん、初芝崇史さん。後列左から喜多一郎監督、松田悟志さん、三津谷葉子さん、浅利陽介さん、ヒロシさん

 劇場公開、テレビ放映、ネット配信と、さまざまなかたちで展開される『サンシャインデイズ』の記者会見が8月22日に都内でおこなわれました。
 『サンシャインデイズ』は、1970年代の湘南・茅ヶ崎を舞台に、湘南のポップカルチャーを生み出していく若者たちの姿を描いた青春群像劇。『星砂の島、私の島』『Life on the Longboard』の喜多一郎監督がメガホンをとり、西原亜希さん、斉藤慶太さんら、フレッシュなキャストが顔を揃えています。
 会見には、喜多監督と、主人公・ひかりを演じる西原さん、ミュージシャンの青年・サッチンを演じる斉藤さん、シンガーソングライターで本作で演技に初挑戦した初芝崇史さんら、7人のキャストが出席。キャストは劇中で使われた70年代風の衣裳で登場しました。

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神宮寺ひかり役:西原亜希さん

本日はありがとうございます。今日はみんなそれぞれの役の衣裳で来ています。『サンシャインデイズ』の素晴しさをこの場で伝えられればいいなと思っています。
 ひかりという役はほんとに天真爛漫で、太陽みたいな女の子だったなっていう印象があります。たくさんの人たちがひかりの周りに集まってくるんですけど、それはひかりの人柄、笑顔に引き寄せられてくるのかなと思いながら撮影をしていました。私自身、ひかりという存在に、たくさん笑顔を貰うこともあって、すごく元気を貰いました。
 いい環境の中でお芝居をさせていただいて、いろいろな人に支えていただいて、私の10代最後となる作品でもあったので、すごく思い入れの強い作品になりました。

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サッチン(大岩悟)役:斉藤慶太さん

ギターも初めてですし、ミュージシャン役というのも初めてですごく緊張したんですけれども、初芝さんにギターを教えてもらったりとか、ほんとに現場が楽しくて、あっという間に撮影が終わったという感じです。今日、久々に集まって、なんだか懐かしい気持ちです。
 とにかくセリフがいっぱいありまして、嬉しいことなんですけど、覚えるのは大変でした。基本的に(撮影は)1回で行くことが多かったんで、セリフに苦労したんですけど、サッチンはポジティブな性格で、ぼくは普段はあまりポジティブではないので、演じていてすごく気持ち良かったです。周りにいるキャストのみなさんがすごい濃い方ばっかりだったので、遊ぶところは遊んで、ちゃんとメリハリを付けてできたと自分では思っています。
 70年代という、ぼくたちのまったく知らない時代のことをできて、すごく新鮮な感じでしたし「70年代の青春はこんな感じなんだな」と思いながら撮影していたので、とても楽しかったです。それが画面に出ていると思うので、みなさんぜひ観てください。

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リュウ(大岩龍)役:初芝崇史さん

演技は初挑戦だったのですごい緊張していたんですけど、なによりこの場所が一番緊張しています(笑)。
 ぼくはずっと音楽をやっていて、演技というのは頭になくて、最初にこのお話をいただいたときも、内容も聞かずに「ぼくには無理です」と言ったくらいだったんですけど、ストーリーを良く読んだら、トライしたいなという気持ちが湧き出てきました。撮影は毎日毎日がガムシャラで、ひとつひとつがチャレンジでした。楽しかったです。この作品は音楽の話なので、斉藤くんが音楽をやる部分はぼくが教えたり、演技の部分は斉藤くんに教わったりという役割があったので、それにはすごく助けられました。

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エイミ(金子詠美)役:三津谷葉子さん

個性あふれるキャストのみなさんと1ヶ月間撮影したんですが、ほんとに“青春”という感じで、現場もとても楽しく過ごすことができました。それがきっと(画面に)出ていると思うので、楽しんでください。
 人生での大きな分かれ道に立ったときに、バシバシ決断していく芯の強い女の子の役だったんですけど、その反面、恋愛ではちょっと弱さを見せたりとか、とても魅力ある役だったなと思っています。

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カッキー(柿山錦之介)役:松田悟志さん

この現場は、本番でも、リハーサルでも、休憩時間でも音楽が絶えない、すごく楽しい現場だったので、そういう空気がドラマの中に混ぜ込めているんじゃないかと、ぼくも楽しみにしております。
 すごくフレッシュな若い力がみなぎる作品でしたので、その中で「ぼくと三津谷さんで大人担当だな」なんて話を良くさせていただいていました(笑)。アダルト担当と言いますか、恋のお話はかなりの部分をぼくらふたりで担っておりまして、そういう部分ではちょっと背伸びをした若者という感じで頑張らせてていただきました。

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ジョージ(小沢やすし)役:浅利陽介さん

この現場はほんとに楽しくて、すごくやりやすい環境でやらせていただきました。ジョージという役で、作品のスパイスになれたらいいなと思いまして、頑張ってやってみました。
 ジョージはとっても素直な人間で、九州から茅ヶ崎に出てきて、右も左もわからないところでいろいろなインスピレーションを受けて、どんどん変化していくキャラだと思うんですね。芝居に関しては子供っぽいというか、無垢な感じなんですけど、やり過ぎないように注意しながら、喜多監督と相談しつつ演じました。

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ひかりの兄・トモヒコ(神宮寺智彦)役:ヒロシさん

ぼくが参加したロケ現場は山と海で、どちらも癒しを貰えるロケ現場で、ぼくもとても癒されました。このドラマを観たみなさんにも、その癒しを届けられたらいいなと思っております。
 普段のぼくとは全然違うキャラクターなので大変でした。日舞をやっているというキャラクターなので日舞の先生に習いに行ったんですけど、稽古日が1日しかないのに「あなたはまず姿勢が悪いです」と、姿勢だけで3時間ですからね。それだけで予定の稽古日が終わったので、何日かプラスしましたね(笑)。

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喜多一郎監督

まさに70年代というのはぼくのリアルタイムの青春でして、それを思い出しながらとても楽しく撮れました。
 今日はいらしてないんですけど、大杉漣さんやキャシー中島さん、上田耕一さんたちベテランの俳優さんも入られていて、その方たちとは「当時こうだったよね」という会話が弾んで撮影できるんですけど、ここにいるみんなは70年代には生まれてなかったりするんで、最初は70年代をまったく知らない彼らでどれだけ再現できるかという心配もあったんです。だけど、当時ぼくが感じていた明るさとかエネルギーとか、慶太くんが一番表現してくれているポジティブさみたいなものは、当時と変わらぬものを彼らから感じることができたので、すごい演出もしやすかったし、彼らの演技を見ていて当時を思い出すことが多かったです。

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1970年代ファッションに身を包んだ出演者。左から三津谷葉子さん、斉藤慶太さん、西原亜希さん、初芝崇史さん、松田悟志さん

 喜多監督は「今はなかなか夢が掴みにくい時代になっていると思うんですけど、どの時代も共通して、ポジティブに生きていれば必ずなにかが見えてくる、自分さえその気になれば不可能はないということを感じていただければ嬉しいですね」と作品に込めたメッセージを話し、西原さんは「70年代を知らない私たちも“自分が70年代に生まれていたらこういうことができたんだろう”という憧れみたいなものがありました。どの年代の方が観ていただいても楽しい作品になっていると思います」と会見を締めくくりました。

 『サンシャインデイズ』は「いつでも、どこでも、どんなメディアでも」楽しめる“クロスメディア・コンテンツ”として、多彩なメディアで展開されます。8月26日(日)より、テレビ神奈川で放映され、毎週テレビ放映後には「TBS BooBo BOX」でのブロードバンド配信がスタート。さらに、2008年春には劇場映画として全国公開される予定です。

作品スチール

サンシャインデイズ

  • 監督:喜多一郎
  • 脚本:堀江慶 ほか
  • 出演:西原亜希 斉藤慶太 初芝崇史 松田悟志 三津谷葉子 浅利陽介 ヒロシ 黒田福美 上田耕一 キャシー中嶋 窪塚俊介 大杉漣 ほか

2007年8月26日(日)より、毎週日曜日18時30分からテレビ神奈川にて放送開始
毎週テレビ放送後、TBS BooBo BOXにてブロードバンド配信開始
2008年春『劇場版サンシャインデイズ』全国公開予定

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