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『風の外側』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった加納史俊さん、久保京子さん、佐々木崇雄さん、奥田瑛二監督、安藤サクラさん、かたせ梨乃さん、綾戸智絵さん(左から)

 奥田瑛二監督が下関を舞台に描いた最新作『風の外側』が12月22日に初日を迎え、新宿K's CINEMAで奥田監督と主演の佐々木崇雄さん、安藤サクラさんらが舞台あいさつをおこないました。
 『風の外側』は、安藤さん演じる女子高生と、佐々木さん演じる青年の恋愛をとおして「夢」の大切さを問いかける作品。
 本作で初主演に抜擢された佐々木さんは「監督に毎日怒鳴られて、1日1日が映画の学校。新人のぼくにはありがたい現場でした」と初主演の感想を話しました。奥田監督の二女である安藤さんは「親子で(映画を)やらせていただいたことで、微妙な壁が崩れていい親子になれたかなと思っています」と、映画の意外な効用を告白。奥田監督は安藤さんについて「女優としていい感性のふり幅を持っている。誰が親かわからないけど、1度親御さんに会ってみたい(笑)」と、映画監督としての視点で評しました。

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「自分が俳優として青春スターになれなかった分、監督として青春映画を撮るぞということで、社会のひとコマを吸い取って青春映画にさせていただきました」と奥田瑛二監督

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「この場にいられることを、監督をはじめ『風の外側』に携わってくれた方々に感謝しています。支えてくれた家族と友人にも感謝しています」と趙聖文役の佐々木崇雄さん

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「私自身、いま考えなければいけない問題とかを演じながら学ぶことができたので、多くの方にそういうふうに感じていただきたいと思います」と岩田真理子役の安藤サクラさん

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「奥田さんの映画にずっと出していただきたいと思っておりまして、奥田ワールドの中に自分の身を置けたことを嬉しく思っています」と秋川理沙子役の久保京子さん

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「(奥田監督が)“こんな偉い人やねん”て、長いお付き合いをしてきて初めてわかりました。音楽だけじゃなく映画の世界に入れて良かったです」と梁民子役の綾戸智絵さん

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「奥田さんの作品に初めての参加になりましたけど、出演された方が奥田さんのマジックに虜になっていくのが良くわかりました」と岩田智子役のかたせ梨乃さん

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沢野良二役の加納史俊さん(右から2人目)も花束を持って飛び入り参加。奥田監督に促され「これから監督のご指導のもとに頑張っていきたい」とあいさつしました

 奥田監督は「今日は各地で(いろいろな作品が)初日を迎えております。群雄割拠、すごい量の映画を撮っている中で生き抜いていくことは並大抵のことではありません。これからも果敢に挑戦して、いい作品を撮っていきたいと思います」と舞台あいさつを締めくくりました。

 東京に先駆け映画の舞台となった下関で先行公開され好評を博している『風の外側』は、12月22日(土)より新宿K's CINEMA、大阪・第七藝術劇場にてロードショー。ほか、全国順次公開されます。

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