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『どこに行くの?』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった松井良彦監督、柏原収史さん、あんずさん、三浦誠己さん、長澤奈央さん、佐野和宏さん(左より)

 伝説的カルトムービー『追悼のざわめき』で知られる松井良彦監督が、同作以来22年ぶりにメガホンをとった新作『どこに行くの?』が3月1日に渋谷ユーロスペースで初日を迎え、松井監督と主演の柏原収史さん、あんずさんら出演者が舞台あいさつをおこないました。
 『どこに行くの?』は、心に傷を持つ青年・アキラとニューハーフの香里のふたりを主人公にしたラブストーリー。アキラを演じた柏原さんは「目をそらしてしまいそうなハードな部分もあるんですけど、そらしてしまうともったいないと思っています。ぜひしっかりと観てください」とあいさつ。実際に新宿で活躍するニューハーフで、本作のヒロインに抜擢されたあんずさんは「ニューハーフも普通の女性のように恋もするという、みなさんの知らないニューハーフのプライベートや真実を観て欲しい」と見どころをアピールしました。

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「映画は作っただけでは映画ではなくて、上映して初めて映画。今日、初日を迎えられてホッとしています」とあいさつした松井良彦監督

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工員役を演じるため、普段から作業着を着ていたという柏原収史さんは「別件の打ち合わせとかも作業着で行ってましたね」とエピソードを披露

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ヒロインを演じたあんずさんは本作が演技初挑戦。「演技が下手なところを柏原さんに助けてもらいました」と撮影を振り返りました

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「伝説となった方の話を聞くことは多くても、仕事をできるのは滅多にないこと。22年間撮らなかった監督の強い意志を感じました」と三浦誠己さん

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「最初に監督とお会いしたときは怖かった」という長澤奈央さん。「普段とは全然違う女性をすごく伸び伸びと演じられたと思っています」とあいさつ

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松井作品の常連俳優であり、自身監督でもある佐野和宏さんは「ぼくも10年撮っていないんで、次はぼくの番かな」と期待を感じさせる発言も

 久々の新作について「昔と変わらないなと思ってもらってもいい、前のほうが良かったなと思ってもらってもいい、今のほうがいいなと思ってもらってもいい」という松井監督は「存分にいろいろなことを感じてください」と舞台あいさつを締めくくりました。

 第二期・松井良彦監督の幕開けとなる『どこに行くの?』は、3月1日(土)よりユーロスペースにてレイトショー公開されています。

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