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『アリア』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった村松亮太郎監督、原田佳奈さん、大塚朝之さん(左から)

 現在注目を集めている俳優・井坂俊哉さんと原田佳奈さんの“幻の初主演作”となる映画『アリア』が11月29日に初日を迎え、渋谷ユーロスペースで原田さんと共演の大塚朝之さん、村松亮太郎監督が舞台あいさつをおこないました。
 5年前に撮影された本作の公開に際し、原田さんは「5年前って自分が全然違うんですよね。それがいま観ていただくのが恥ずかしくもあるんですけど、大変な思いで撮影していた作品なので、こうやって観ていただけるのは素直に嬉しいですね」とあいさつし、5年前の演技について「観ていて自分でどうしてああいう表情をしたのかわからない。原田佳奈を観るというより、(役名の)藤田ミチルという女の子を見る感覚で観てほしい」と語りました。
 村松監督は原田さんの「お蔵入りだと思っていた」という言葉に「ひどいなあ」と苦笑いも見せつつ「最初の映画だったんで自分のパーソナルな感覚とかも入っていて原田さんとは別の意味で恥ずかしいし、あとの作品より下手糞なんですよ。でも、そういうパーソナルな感覚や恥ずかしいものが詰まっていることがいいことだと思っているので、そういうものを感じてほしいと思います」と語り、5年前の原田さんの演技について「よくわからないまま全身でぶつかるしかなかったのがいいように出ていると思います。ミチという子そのものがいます」と評しました。

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「やっぱり作品は世に出ていってくれないと撮った時点では完成していないと思うので、こうやってみなさんに観ていただいて嬉しいです」村松亮太郎監督

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「温かい気持ちで観ていただければ嬉しいです。大切な人のことをちょっとでも思い出してもらえたらいいと思います」と主人公・ミチ役の原田佳奈さん

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「5年前で荒削りなお芝居しかできていないんですけど、やっぱり一番思い入れのある作品です」とミチに想いを寄せる同級生の啓吉を演じた大塚朝之さん

 長野県諏訪市を舞台にした透明感あふれるラブストーリー『アリア』は、11月29日より渋谷ユーロスペースにてレイトショー上映されています。

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