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『パラレル』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった要潤さん、京谷陽子さん、京谷和幸さん、島谷ひとみさん、武藤数顕監督(左より)

 困難を乗り越えていくひと組のカップルの姿を描いた『パラレル』が3月14日に初日を迎え、シネマート新宿で主演の要潤さんと島谷ひとみさん、映画のモデルとなった京谷和幸さん・陽子さん夫妻、武藤数顕監督が舞台あいさつをおこないました。
 『パラレル』は、事故によって半身不随となった元・Jリーガーが、妻に支えられつつ車椅子バスケットボールの選手として再起を果たしていくまでを、京谷和幸さんの実体験に基づいて描いた作品。
 京谷和幸さんの役を演じ、車椅子バスケットボールのシーンも吹き替えなしで挑んだ要さんは「プレッシャーもありましたが“やってやろう”という気持ちになりました。高度な技術がいるところは難しかったなという想いがありますが、まったく違和感ありませんでした。練習した成果が出たかなと思います」とコメント。指導にあたった和幸さん本人も「初めてシュートを打ってもらったらぼくよりもきれいなシュートを打つんでどうしようかと思いましたね(笑)。すごくセンスがあって教え甲斐がありました」と太鼓判を押しました。
 本作で初めて映画の主演をつとめた島谷ひとみさんは「歌手になれて、こうして映画にも出させていただいて、京谷さんご夫妻の話を知ることができて、この出会いをありがたく思っております。ものすごく嬉しいです」と初主演の心境を語り、島谷さんの演じた役のモデルとなった京谷陽子さんは「島谷さんとは考え方など共感できるところがあって、私の役をやっていただけるのが光栄でありがたいなと楽しみにしていました」と感想を述べました。

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「京谷さんご指導のもと、チーム一丸となっていい作品ができたと自負しております。みなさんでこの映画を応援していただけたらなと思います」と京谷和幸役の要潤さん

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「緊張しっぱなしの撮影でしたが、光栄な経験でした。少しでも多くの方にこの素敵な夫婦の愛の形を観ていただきたいと思います」と京谷陽子役の島谷ひとみさん

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「初めて台本を読んだときに大変だなとに思ったわけですけど、撮影は順調でした。登壇されているみなさんにほんとに感謝しています」と武藤数顕監督

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「少しでも勇気とか感動とか愛というものが伝わっていけば幸せです」(和幸さん)「いままで支えたくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです」(陽子さん)とメッセージを述べた京谷夫妻

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映画の中で夫妻を演じている要潤さんと島谷ひとみさんは、カメラマンのリクエストに応えて、照れた表情を浮かべつつも夫婦らしいポーズを披露してくれました

 舞台あいさつは、武藤監督の「毎日、悲惨な事件が起きているような日々の中で、京谷さんご夫妻のように愛し合い、信じ合う人たちがいるということを、多くの人に伝えていただけるとありがたいです」という力強いメッセージで締めくくられました。

 『パラレル』は、3月14日(土)から新宿シネマートで上映中。ほか、全国順次公開されます。

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