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『ひとりかくれんぼ劇場版』完成披露試写会

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映画は怖いけれども舞台あいさつでは笑顔でポーズ。後列左から山田雅史監督、主題歌を歌うKagrra,の一志さん、楓弥さん、真さん、女雅さん、白水さん。前列左から、碓井将大さん、川村ゆきえさん、河北麻友子さん。キャストの3人は劇中の衣裳で登壇しました

 若い世代を中心に流行している現代の怪談を題材とした映画『ひとりかくれんぼ劇場版』の完成披露試写会が5月8日に秋葉原のアキバシアターでおこなわれ、主演の川村ゆきえさん、共演の河北麻友子さんと碓井将大さん、主題歌を歌うバンド・Kagrra,、山田雅史監督が舞台あいさつをおこないました。
 『ひとりかくれんぼ劇場版』は、霊を呼ぶ儀式“ひとりかくれんぼ”によって引き起こされる恐怖を描いたホラー。
 主人公の教師・涼子を演じた川村さんはもともとホラー好きとあって「すごい怖いものにしてやるぞ」という気持ちで撮影に臨んだそうですが「教師役ということで緊張しました。勉強が苦手だったので“できるかな?”と思いました」と、初挑戦の役柄に苦労もあった様子。「普段は“あたし”って言ってしまうんですけど“わたし”と言ったりとか、細かいことから気をつけて演じました」と役作りについて語りました。
 “ひとりかくれんぼ”にハマる生徒・りつ子を演じた河北さんは、ホラーは「ひとりでは絶対に観ません」というほどの怖がりだそう。「押入れの中にひとりで入れなくて、スタイリストさんに中のほうに隠れて入ってもらいました」という撮影時の裏話を披露しました。
 河北さんが怖がりなところを見せる一方で、主題歌「咒葬」を歌うKagrra,のボーカル・一志さんは「個人的に怪談トークライブをやるくらい怪談とかホラーが好きなんで(主題歌を担当して)嬉しかったです」と話し、実際に「“ひとりかくれんぼ”をやろうとしたんです」と驚きの発言も。「やろうと思ったんですけど、押入れの中がコレクションのオモチャだらけなので、隠れるには2、3日片付けにかかるから労力的にやらないほうがいいかなと」と断念の理由を話し、客席を沸かせました。

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映画初主演の川村ゆきえさんは、教師役に「大丈夫かな?」と思ったそうですが「この服と、じっとりした演技で(教師らしさを)カバーされているので大丈夫だと思います」とコメントしました

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「私自身ほんとに怖がりで、台本を読んだだけで不安が一杯だったんですけど、撮影に入ってからはスタッフのみなさん、キャストのみなさんと楽しくやれました」というりつ子役の河北麻友子さん

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「短い期間の中で思い出がたくさん詰まった作品だと感じています。現代の子へのメッセージ性のあるナレーションとかも入っているので、そういうところも注目してください」と相川役の碓井将大さん

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「撮影が2月。とんでもなく寒い廃墟の中、みんなで頑張って作った作品です 間違いなく楽しんでいただけると思います」と山田雅史監督

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主題歌を「咒葬」を歌うKagrra,
ボーカルの一志さん(一番左)は「映画もすごく怖いし「咒葬」も救う部分のない曲なので、救われずにそのままドンヨリとしていてだければと思っております」とコメント

 演じたのが無口で暗い役のため「ぼくはふだん喋りたがりなので困った」という相川役の碓井さんは「監督から“セリフとセリフの間をあけてくれ”と言われて、最初はその意味がわかってなかったんですけど、できあがった映画を観せていただいて“こういう流れだからこういう間だったんだ”とわかった」と話し、山田監督はその“間”について「普通のシーンでもぎこちない感じの会話にしたかった」と意図を明かしました。

 『ひとりかくれんぼ劇場版』は5月23日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次ロードショー。川村さんは「くれぐれもみなさんうちに帰ってから(“ひとりかくれんぼ”を)やらないようにしてください」と舞台あいさつを締めくくりました。

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