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『吸血少女対少女フランケン』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった亀谷さやかさん、友松直之監督、川村ゆきえさん、乙黒えりさん、斎藤工さん、西村喜廣監督(左より)。川村さんが構えているのは映画の中で使われた“血の剣”

 川村ゆきえさんがセーラー服に身を包んだキュートな吸血鬼を演じる映画『吸血少女対少女フランケン』が8月15日に初日を迎え、シネマート新宿で川村さんと共演の斎藤工さん、乙黒えりさん、友松直之監督、西村喜廣監督らが舞台あいさつをおこないました。
 主人公の吸血少女・もなみを演じた川村さんは劇中を彷彿とさせるセーラー服で登場し(※劇中では冬服)「2、3年前から制服で演技をしたかったので“制服着られるよ”って言われて“ワーイ”って喜びました。そしたら“吸血少女だよ”って言われて、ホラーが大好きなのでもっと“ワーイ”ってなりました」とあいさつしました。
 吸血鬼が主人公の映画でも、これだけ血が噴き出す映画は珍しいというほど出血シーンが多いのが本作の話題のひとつ。川村さんは「1日中(血のりで)顔が真っ赤になったりして、楽しんでやりました」と笑顔。もなみと対決する少女フランケン・けい子を演じた乙黒えりさんは「(血のりが飛んでくるシーンで)監督に“目を開けろ!”って言われて、風を浴びながら目を開けてたらカットがかかった瞬間コンタクトがボロボロって取れました」と撮影の苦労を振り返りました。
 また、もなみとけい子の間で翻弄される男子高校生・樹権(じゅごん)を演じた斎藤さんは「昔だったらぼくの役は女性で男ふたりが取りあうみたいな話だったと思う。いかに女性が強くなったかを象徴している映画なのかな」とコメント。それに対して友松監督からは「それは原作が内田春菊だから」との発言も飛び出しました。

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「みなさん血は大丈夫だったでしょうか? そこがちょっと気になります」とあいさつした有角もなみ役の川村ゆきえさん

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富良野けい子を演じた乙黒えりさんは「血まみれだったんですけれども、血には慣れたかと思います」とコメント

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「とてもファンタジーでちゃんとしたテーマのある社会派の作品……ではないですけど」と水島樹権役の斎藤工さん

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コメントを求められると「オゾン層破壊はですね」と関係ない話を始めてボケ倒した友松直之監督

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「こういう映画ですので、中毒になりたかったらまた観にきてください」と西村喜廣監督

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映画で保健室のミドリ先生を演じた亀谷さやかさんが白衣姿で舞台あいさつの司会を担当

 この作品は、人気マンガ家・内田春菊さんのマンガが原作で、かつて内田さんのアシスタントをつとめていた友松監督が「映画化したら面白いだろうな」という当時からの想いを20年越しで成就させた作品。友松監督とともに共同監督をつとめた西村監督は「友松さんが温めていた企画だから俺が監督していいのかなって思ったんだけど、どうやったら面白くなるかという方向だけで相談したので、それがふたりで監督したよさかな」と振り返り、友松監督も「西村色も友松色も両方入れながら、結局は娯楽作品の方向に集約していった」と出来映えに自信を覗かせました。

 ユニークな設定とストーリー展開、激しいアクションと並外れたグロテスクな描写で海外からも注目を集め、映画祭での受賞も続いている『吸血少女対少女フランケン』は、8月15日(土)よりシアターN渋谷、シネマート新宿でロードショーのほか、全国順次公開されます。

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