『ピノキオ√964』や『ラバーズ・ラバー』などの作品で熱狂的なファンを持つ福居ショウジン監督の新作『S-94』が、10月26日(月)に新宿ロフトで開催されるイベント「DRIVE TO 2010・特別企画シネマLIVE」でプレミア上映されます。
　『S-94』は、新型ウィルスによって人類が死滅した２０１０年の世界を舞台に、奇跡的に生き残ったふたりの女とひとりの男の繰り広げるドラマを息詰まるような鮮烈な映像で描いた作品。
　ハードコア・インダストリアルミュージックユニット“Despair”のRieuさんがサウンドを担当した本作のプレミア上映にあたり、通常の映画館ではなく、大音量のＰＡ設備を備えたライブハウスでの上映というスタイルが選択されました。
　新宿ロフトで30日間にわたっておこなわれるイベント「DRIVE TO 2010」の特別企画としておこなわれる今回の上映では、福井監督とRieuさんのコラボレーションにより、その場でサウンドを付けていくライブとしての上映を実施。“家でＤＶＤで観る”という映画の鑑賞スタイルが定着している現在に、ブラスト（爆破）・ムービーという呼び名にふさわしく、大音量で“体感”する映画というスタイルを提示していきます。

　さらに、10月から11月にかけては、福居監督の旧作を『キャタピラ-2009 ショートカット・ハードコアMix -』『ラバーズ・ラバー・アルティメットMix』として、やはり福井監督自ら特殊なサウンドエフェクターを駆使しての爆音ライブ上映を開催。『S-94』とあわせて“爆音ライブ上映ツアー”を敢行します。
　従来の映画上映のスタイルを打ち破る意欲的な試みにどうぞご注目ください！