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『喧嘩番長 劇場版〜全国制覇』製作発表会見

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後列左より、東海林毅監督、主題歌を歌う+Plus(小谷嘉一さん、岩元健さん、MOTOさん、永井朋也さん)。前列左より若月徹さん、上山竜司さん、脇崎智史さん、綾部祐二さん、大河元気さん、里田まいさん、千原せいじさん

 累計販売本数50万本を越える人気ゲームソフトを映画化した『喧嘩番長 劇場版〜全国制覇』の製作発表会見が1月18日に都内でおこなわれました。
 DVDオリジナル作品「喧嘩番長」「喧嘩番長〜フルスロットル」に続く映像化第3弾となる『喧嘩番長 劇場版〜全国制覇』は、ゲーム「喧嘩番長3〜全国制覇〜」が原案。全国47都道府県の“番長”の頂点を目指すツッパリたちの熱い闘いを描いていきます。会見には、主演をつとめるお笑いコンビ・ピースの綾部祐二さん、共演の大河元気さん、里田まいさんら出演者と東海林毅監督、主題歌を歌うグループ・+Plus(プラス)が出席。キャストは劇中の衣裳で登場しました。

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坂本タカシ役:綾部祐二さん(ピース)

坂本タカシ役をやらせていただきましたピース・綾部でございます。吉本で芸人をやっております。よろしくお願いします。
 ぼくは普段は芸人なので、とにかく主演ということでただただ「ラッキー」としか思えなくてですね、これから人生を生きていく上で映画に主演で出させていただくなんてことはないと思いますので、ただただ「ラッキー」という一言です。
(原作のゲームは)もちろん知っていましたし、もともとヤンキー映画とかがすごく好きで、あと自分は茨城出身でほんとにヤンキーがいっぱいいるところだったので、すごくイメージは沸いて、楽しくやらせていただきました。
 ほんとにアクションはみんな体を張って頑張ってやってます。『喧嘩番長』と言っているくらいですので、アクションのほうをみなさんにしっかり観て、楽しんでいただけたらなと思っております。

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沢北洋平 役:大河元気さん

タカシの親友・洋平をやりました大河元気です。ぼくもゲームを前から知っていて、このお話をいただけてほんとに嬉しかったですね。
 主演の綾部さんがすごい長いアクションシーンで一発でOKをもらうなどして「すごいな」と思っていたのですが、主演でないぼくにもすごく長いアクションシーンがきまして、ほんとに(綾部さんのシーンの)すぐあとだったので、ミスったらどうしようと、すごい緊張しましたね(笑)。
 アクションはすごい楽しいものになっているんですが、アクションだけでなく恋愛や友情なんかも話の中に入っていて、みなさん誰にでも楽しんでいただける作品だと思っています。

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鬼沢篤志役:脇崎智史さん

茨城県番長・鬼沢を演じさせていただきました脇崎と申します。役者をやってます。
(出演が)決まったときにはほんとに嬉しかったんですけど、年齢も年齢なので(※脇崎さんは現在26歳)、学ランを着ることへの不安が同時に芽生えました。(実際に着てみて)意外とイケるなと。
 初めて台本をいただいたときには、アクションシーンはあるんですけどちょっとやって終わるのかなって思っていまして、それが撮影が始まったらアクションシーンの記憶しか残っていないくらいの激しいアクションでして、体を壊してしまったりとか寒さに負けてしまったりということもあったんですけど、いま、こうやってこの場に立てていることをひじょうに嬉しく思っております。
 誰もが持っている熱い想い、殴ったり殴られたりしたいという欲望を、この映画を観て昇華していただけたらなと思っております。

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沖田総司役:上山竜司さん(RUN&GUN)

池田高校の沖田総司役、上山竜司です。ぼくも不良映画が大好きで、短ランを着るのがけっこう夢だったのですごく嬉しかったです。夢が叶いましたね。ありがとうございます(笑)。
 ぼくは(DVD版の)「2」のほうの主人公をやらせていただいているんですけど、並行して撮っているときもあったりして、スタッフさんも役者もけっこうタイトな時間でやっていて、スタッフさんも大変だったと思うんですけど、ぼくがドロップキックをしてすごく高く上がって地面に落ちるところで、下がコンクリートなんでマットが要るじゃないですか。それで「マット持ってきてください」って言ったら、たぶんスタッフさんもイッパイイッパイだったと思うんですけど、厚さが1センチくらいのカーペットを持ってきて、これ意味ないだろって(笑)。そんな大変な現場でしたけど、すごく楽しかったです。
 台本を見ても、ほんとにすごくお祭的な要素が含まれているので、観ていただいたら元気になれる作品だと思います。ぜひ楽しみに観てください。

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土方歳三役:若月徹さん(若月)

池田高校・土方歳三役の若月徹です。ぼくは(DVD版)「喧嘩番長1」から出させていただいて「2」「3(=今回の劇場版)」と出させていただいたんですけど、「1」と比べて「3」のときが尋常じゃない老け方をしていて、シワがすごいんですね。だからみなさんより入り時間を早めに来て厚く塗ってシワを消すって作業が大変でしたね(笑)。
 ぼくはアクションのシーンはそんなになかったんですけど、脇崎くんとタイマンで闘うシーンがあって、そのときも脇崎くんは役者さんですから繋がりをすごく気にされるんですね。脇崎くんは疲れを取るために甘いものを摂りたいというのでいつもポケットにきなこチョコレートを入れているんですけど、「じゃあ撮影いこう」というときに「徹さん、さっききなこチョコレートふたつ食べちゃったから、さっきは5個だったんで繋がりがおかしくなっちゃうので補給してきていいですか?」とか、わけのわからない繋がりを気にするくらい熱い方なんで「すごいな」と思いましたね(笑)。
 アクションシーンが多くてスピード感がある気がするので、1回といわず2回、3回と観ていただけたらありがたいと思います。

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岩岡鉄男役:千原せいじさん

刑事役で出ました千原せいじです。ぼくは(話を)いただいたときに「わあ、こんな映画出られるなんてすごいなあ、ラッキーやなあ」と思うたんですけど、主役が綾部やということで、ただただ「アンラッキー」やなと。
 ぼくの出ているシーンはほとんど上野で撮ったんですが、撮影中にぼくは上野ですごく人気があるということが発覚しまして、子供からおじいちゃんおばあちゃんまでそりゃ「せいじ、せいじ」とワーキャー言うてくださって、そやから今年、2010年から上野を中心に活動していこうかなと、この映画をきっかけに思いました。ほんとに上野は俺に優しい。
 とりあえずですね、ポスターには「全国制覇」と書かれているんですけど、正直いまのところ47都道府県すべてで公開されるわけではございません(笑)。まだまだ全国制覇できておりませんので、ほんとに全国制覇できるように応援よろしくお願いします。

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堤春香役:里田まいさん(カントリー娘。)

堤春香役、ケバブ屋さんの里田まいです。私は今回、友情出演というかたちで出させていただいたんですけど、すごい不良とか憧れている時期もあったので、なんかちょっと血が騒ぎました(笑)。ちょっと中学生のころとか憧れていましたね、思春期ですね(笑)。
 私は喧嘩シーンはなくて、ケバブに重きを置いていたので基本的にケバブシーンしかなかったんですけど、でも元ヤンキーの役なので、不良の人たちに罵声を浴びせるところは、はっきり言って驚きました、自分で。なんかヤンキー用語みたいな感じで言っているときに、憧れていたからちょっと夢が叶ったなみたいなと思って楽しかったです(笑)。
 ほんとに青春という感じですごく楽しいと思うし、上野のせいじさんの人気振りがわかるかもしれないのでぜひその辺も楽しんでほしいです(笑)。

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東海林毅監督

監督をやりました東海林です。DVDのほうで「1」と「2」がありましたので、そこからの流れで今回の話がきたときに「いよいよ“全国制覇”がきたか」という(笑)。ぼくとしてもものすごく楽しみでしたし、原作のゲームは熱い喧嘩、迫力のある喧嘩なんですけど、それだけではないんですよね。ちょっとしたおふざけの要素だったり、不良ライフの楽しさみたいなお遊び要素みたいなものもいっぱい詰め込まれていて、それをどう表現していこうかというところに気を遣いましたね。映画ならではのシーンもいろいろありますね。それは楽しみにしていただきたいです。
 とにかくこのメンツじゃないですか。毎日楽しいんですよね、撮影が。隙あればツッコミが飛んでくるのでヒヤヒヤしていましたね(笑)。
 みなさんおっしゃられたように、体を張って泥臭いアクションをやってもらっているので、そこはぜひ観ていただきたいと思います。それからDVDの「1」「2」を観ている方は、上山さん、(若月)徹さんが「1」「2」ではヒーローだったんですが今回はヒールとして登場しているので、その豹変振りも注目していただきたいと思います。

 激しいアクションシーンが満載だという『喧嘩番長 劇場版〜全国制覇』。そのため綾部さんは、脇崎さんにタックルされるシーンで肋骨を痛めてしまったそう。綾部さんが「いま訴えようかなと思っているんですけどね」とジョークを飛ばすと、脇崎さんは「その節はスミマセンでした」と頭を下げ、おもむろに「口ではなんとでも言えると思うので、その気持ちを」とコルセットを差し出しました。思わぬ展開に一瞬キョトンとした綾部さんは「ふたりでとんでもなくスベッているんですけど」と苦笑いを見せ、千原さんの「(楽屋で)仕込んでたやん」というツッコミを「ネタじゃないですよ、俺(この話をすると)言ってないですからね」と必死で打ち消していました。
 さらに「このメンバーの中で一番の番長は?」という質問がされると、綾部さんや大河さんはもちろん、1回も現場で絡んでないという若月さんや、共演シーンがなくこの日の会見で初めて会ったという里田さんまでが千原さんの名前を挙げる中、脇崎さんだけは「やはり主演である綾部さんですね」と回答。脇崎さんの真面目な人柄がうかがえる会見となりました。

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「よかったら使ってください」とコルセットを綾部さん(右)に手渡す脇崎さん

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神妙な顔の脇崎さんと、若干困惑の色を隠せない綾部さん

 会見に先立っては+Plusがアップテンポで前向きな歌詞の主題歌「ファイティングポーズ」を披露。ボーカル&ギターのMOTOさんは「テーマは“闘い”と決めて曲を書きはじめたんですが“闘い”と言っても人と喧嘩するだけではなくて、みなさんの目の前にある壁だったりをブチ破ってやろうという気持ちになってもらえたら」と曲へ込めたメッセージを語りました。

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「ファイティングポーズ」を歌う+Plusの4人

 『喧嘩番長 劇場版〜全国制覇』には、会見に出席したメンバーのほか、アイドルグループ“アイドリング!!!”の谷澤恵里香さん、お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世さん、やべきょうすけさんらが出演。3月6日(土)より池袋シネマ・ロサ、シアターN渋谷、お台場シネメディアージュほか、全国順次公開されます(配給:ジョリー・ロジャー)。

 また2月3日には上山竜司さん主演のDVD版第2作「喧嘩番長〜フルスロットル」が全国のセブンイレブンとサークルKサンクスにて発売、2月26日には若月徹さん主演の第1作「喧嘩番長」が再発売され(発売:リバプール)、2月25日には原作であるゲームシリーズ最新作のPSPソフト「喧嘩番長4〜一年戦争〜」も発売されます(発売:スパイク)。

※脇崎智史さんの「崎」の字はつくりの上が「立」となるのが本来の字ですが、パソコンで表示される文字の制限上、記事中では「崎」の字で代用しております。

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