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“エロバリ”第1弾初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった東ヨーイチ(陽一)監督、愛奏さん、亜紗美さん(左より)

 エロティックな映画をより幅広い方々にという趣旨で企画されたシリーズ“エロバリ”の第1弾となる映画2本が8月21日にポレポレ東中野で初日を迎え、両作のメガホンをとった東ヨーイチ監督と、それぞれの作品で主演をつとめた愛奏(あい・かなで)さんと亜紗美さんが舞台あいさつをおこないました。
 “エロバリ”とは“エロティック・バリアフリー・ムービー”の略で、視覚障害や聴覚障害を持った方々や高齢者も同じ映画を楽しめるように、副音声によるガイダンスと日本語字幕を加えて上映するシリーズ企画で、第1弾として『ナース夏子の熱い夏』と『私の調教日記』が2本同時公開となりました。
 東監督は「副音声と字幕を入れたものをプロデューサーはじめ関係者が観て“健常者が観てもこっちのほうが面白いんじゃないか”という話になって、急遽こういう展開になったわけです。視覚障害者のため、聴覚障害者のための特別の上映会ではなくて、一緒の場所でひとつの映画を楽しんでいただけるという初めての試みで、うまくいったら今後も同じ映画を共有できるようになると思うので、期待しています」と企画について語るとともに、通常の“東陽一”名義ではなく“東ヨーイチ”名義を使っていることについて「プロデューサーたちがカタカナ書きにすると新人登場って感じになるんじゃないかって、すぐばれるのにね(笑)。私はエロティックな仕事をするのに名前を変えたりするのは大っ嫌いですけど読んだら同じですから、そういうのもいいんじゃないかってことです」と理由を明かしました。
 『ナース夏子の熱い夏』で主演をつとめ『私の調教日記』では副音声を担当した愛奏さんは「副音声も字幕もあって、健常者の方には情報量が多くなっちゃうかもしれないと思ったんですが、試写で観たらそうではなかったので、みなさんも楽しんで観ていただけたのではと思います」とコメント。
 『私の調教日記』に主演し『ナース夏子の熱い夏』の副音声も担当した亜紗美さんは「お芝居をするときは役柄を理解したうえで演じることに徹しているんですが、今回は理解する暇もなく撮影が始まってしまいました。“もうやっちゃおう”という感じでやっていました」と役作りを振り返りました。

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「撮影は去年の夏で肉体的には厳しかったんですけど、美女ふたりのタフな仕事振りに圧倒されながら楽しく撮影させてもらいました」と東ヨーイチ監督

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「役者という仕事の中で、もっと広い世界があるんだということを監督に教えていただきました」とあいさつした『ナース夏子の熱い夏』主演の愛奏さん

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「観ていただいた方で感じることはそれぞれすべて違うと思います。ただ、違うことがすべて正解かなって思います」と『私の調教日記』主演の亜紗美さん

 “エロバリ”第1弾となる『ナース夏子の熱い夏』と『私の調教日記』は8月21日(土)よりポレポレ東中野にて上映中。上映館であるポレポレ東中野は車椅子スペースやエレベーター設置など、ハード面でのバリアフリーを積極的に勧めており、今回の企画はソフト・ハード両面でのバリアフリー化の試みとなっています。
 また、公開中にはゲストを迎えてのトークイベントがおこなわれるほか、愛奏さんが生で副音声を付けるというライブ付き上映も予定されています。

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