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『君へのメロディー』完成披露試写会

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舞台あいさつをおこなった佐藤永典さん、岡本玲さん、佐々木喜英さん、横井健司監督(左より)

 現在注目の若手キャストの共演で贈るラブストーリー『君へのメロディー』(10月9日公開)の完成披露試写会が9月12日に科学技術館サイエンスホールで開催され、主演の佐藤永典さんと共演の岡本玲さん、佐々木喜英さん、横井健司監督が舞台あいさつをおこないました。
 主人公・木下トキヤ役で映画初主演でをつとめ「台本を読んだとき、恋の話で難しいなと思いました。あまり恋愛してないし、ラブストーリー的なものも観ないので新鮮でした」という佐藤さん。撮影について「表情で表すシーンが多くて、微笑んだりとか悲しんだりとかがほんとにうまくいかなくて難しくて、何回もやらせていただきました。(監督は)ほんとに丁寧に“そこはこうだろ”と言ってくださったから、めちゃくちゃ勉強になりました」と振り返りました。
 また、記憶を失ったヒロイン・紺野ユウを演じた岡本さんは「元気いっぱいの女の子の役が多かったので、台本を読んだときにすごくやりたいと思ったし、でもホン読みの時点で監督から“弱すぎる”とか“芯がなさ過ぎる”と言われて、悩んだ部分もありましたね」と、トキヤの親友・シュン役の佐々木さんは「(撮影で)いちばん大変だったのは、海に入ってサトちゃん(佐藤さん)と戯れているシーンで、深いほうに入っていっちゃってほんとに溺れかけたんですよ。それをサトちゃんががんばって引っ張って助けてくれたんです」と、それぞれ撮影での苦労話を披露しました。
 そんな3人のキャストについて横井監督は「実は佐藤くんはあるシーンでこの映画で最多の13テイクやっています」と暴露もしつつ「短期間の撮影だったんだけど、みんなの集中力はすごいものがあって、その集中力を保ってくれたおかげでこういう作品に仕上げることができました。ほんとに3人の作品だと思っています」とコメントしました。

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「全力でがんばった作品です。決して楽しかったり幸せなだけの話ではないですけど、なにかを感じ取ってもらえたら嬉しいです」と木下トキヤ役の佐藤永典さん

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「いろいろな考え方や感じ方のある作品だと思いますので、映画の(ラストの)あとのことを想像したりしていただきたいです」と紺野ユウ役の岡本玲さん

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「幸せな部分だけじゃない映画ですけど、みなさんが毎日を生きる幸せを感じてあったかい気持ちになってもらえたら嬉しいです」と桜木隼役の佐々木喜英さん

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「みんな若いしぼくから見ると感性が違う。そのいい部分を引き出すのがベストだと思いました。判断はぼくがするけど、それを出すのは3人の若い力」と横井健司監督

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舞台あいさつではプレゼント抽選会も。登壇者ひとりひとりが来場者の方々の中からひとりずつ当選者を選び、サイン入りの台本がプレゼントされました。写真は当選者番号を読み上げる佐藤永典さん(左)と岡本玲さん(中央)、佐々木喜英さん(右)

 『君へのメロディー』というタイトルのとおり音楽が重要な役割を果たしている本作では、キャスト3人は劇中で実際にピアノを演奏。「ほかの舞台もやっていたりしたので、結局(練習を)1週間くらい前から始めて、レッスンも2回くらいしかできなかったので、最初はまったくできなくて大変でした」(佐藤さん)、「1週間で覚えて暗譜で弾くというのは“ヤバイ、がんばらなきゃ”と焦りましたね」(岡本さん)、「レッスン行ったんですけど10分くらいで終わったんですよ。ぼくは弾けない役なんで“これ以上練習しないで”って」(佐々木さん)という、3人それぞれのピアノ演奏シーンも見どころになっています。

 海の近い町を舞台に繰り広げられる、秘められた想いが切なくやさしい感動を呼ぶラブストーリー『君へのメロディー』は、10月9日(土)より池袋テアトルダイアにてロードショーされます。

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